父:「どうする母さん、そろそろヒロシに例の件を伝えようと思うんだが…」
母:「そうねぇ…父さんがそう言うならそうしましょうか。ただこういうデリケートな問題はヒロシを傷つけちゃうかもしれないから、さりげなく言った方が…」
ヒロシ:「ただいまー!」(英語)
母:「あ!ヒロシが帰ってきたわよ!父さんよろしくね!」
ヒロシ:「ただいま!お腹すいたー!ごはんある?」(英語)
父:「おお!おかえり!今日はカニクリームコロッケとお前は本当の息子じゃないんだ…」
ヒロシ「ん?なーに?」(英語)
母:「ちゃんと手を洗ってきなさいよ、ヒロシは本当の息子じゃないんだから…」
ヒロシ:「なんだって?よく聞こえなかったよ母さん」(英語)
母:「じゃあ三人そろったことだし、いただきましょうか」
父:「せーの…」
父・母:「産婦人科の保育器からヒロシをいただきましたー!」
ヒロシ:「え?なんだって?」
父:「まぁよく聞けヒロシ、父さん、実はお前に隠していることがあってな…」
ヒロシ:「なんだい父さん?」
父:「父さんな…実はな…毎日2ℓぐらいお茶を飲むんだよ…アッハハハハ!」
一同:「ハハハハハハハハハハハハ!」
母:「それとヒロシは本当の息子じゃないのよー!」
父・母:「アッハハハハ!」
ヒロシ:「え?ね、ねえ!父さん!母さんがいま本当の息子じゃないって…」
父:「あぁそうだぞヒロシ!お前は父さんと母さんの本当の息子じゃないんだ!」
ヒロシ:「そ、そんな、本当かい母さん?」
母:「ええそうよ。ヒロシは本当の息子じゃないわ。」
ヒロシ:「オマイガッ」
父:「まあ落ち着けヒロシ。言わずもがな父さんと母さんはまわりの人たちが引くぐらい愛し合っている…」
母:「あら父さんったら。」
ヒロシ:「シャラップ!!」
父:「しかし子宝に恵まれんでな…まあなんというか、野原に咲いたタンポポを摘み取るような気持ちでお前を保育器の中からパクっちゃったんだ…」
父:「だがなヒロシ…お前はな、まあお前は父さんと母さんの偽者の息子だが…父さんと母さんは少なからずお前に愛着を持っている。」
ヒロシ:「お気に入りの洋服みたいに言うな!」
母:「父さんの言うとおりよヒロシ。わたしたち血は繋がっていない他人だけど、これまでずっと擬似家族を楽しんできたじゃない。」
父:「そうだぞヒロシ。三人寄れば文殊の知恵だ!アッハハハ!」
ヒロシ:「そ、そうだね!なんとなくわかってきた気がするよ!父さん、母さん。いや茂夫さん、美智子さん」
母:「じゃあこれにて息子泥棒事件は一件落着ね!」
父:「父さんは息子も盗んだし、母さんのハートも盗んだ…とんだ大泥棒だな!アッハハ!」
ヒロシ:「何を言ってるんだい茂夫さん!あはは!」
母:「うふふ、あ!いっけなーい!カニクリームコロッケがすっかり冷めちゃったわ、はやく食べましょうよ!」
父:「そうだな!じゃあ改めてヒロシにご挨拶だ母さん!」
母:「そうね!」
父・母:「ヒロシにはこれからも…ずっと一緒にいて…」
一同:「いっただっきまーす!!」
2012年9月11日火曜日
2012年7月8日日曜日
学級委員
先生「はい起立、気を付け、礼、着席。はいおはよう。それじゃ出席取っていくからなぁ、1番大谷しん二郎、二番大森隆男、三番小川良成、四番ガン ダム三郎、四番ガンダム三郎、ガンダム三郎はいないかぁ?」
「先生!ガンダム三郎ではなく、ダム ガン三郎です!」
「学級委員でもない奴がしゃしゃり出るなぁ。」
「先生、私は学級委員です。」
「そうか、腹を切って詫びよう。」
「ちょっと待って下さい。この学級委員はニセモノです。本物の学級委員は体育倉庫で監禁されています。」
「ちょっと待って下さい。その情報はガセです。なぜなら私が学級委員だからです。」
「いえ、私が本当の学級委員です。」
「ぬぬ、誰が本当のことを言っているんだ!わからなくなってきたのでクラス全員を学級委員にしよう!」
「賛成、賛成!」
「先生!ガンダム三郎ではなく、ダム ガン三郎です!」
「学級委員でもない奴がしゃしゃり出るなぁ。」
「先生、私は学級委員です。」
「そうか、腹を切って詫びよう。」
「ちょっと待って下さい。この学級委員はニセモノです。本物の学級委員は体育倉庫で監禁されています。」
「ちょっと待って下さい。その情報はガセです。なぜなら私が学級委員だからです。」
「いえ、私が本当の学級委員です。」
「ぬぬ、誰が本当のことを言っているんだ!わからなくなってきたのでクラス全員を学級委員にしよう!」
「賛成、賛成!」
2012年6月20日水曜日
叔父と甥の再会
ガラッ!オジサン、ヒサシブシ!
オ〜ウ!ヒサシブシ〜!いやぁ鰹節だなぁ…。感受性は変わってないかい?
※ピンポンパンポーン。武士と武士の摩擦でござい。
稚内なぁ…。オジサンは?
はぅっ、オジサンもワッキャナイドゥーだよぉ。
お互い様だ!ふふふふふふ富良野!
十勝チチチチ!
※ピンポンパンポーン。稚内と富良野と十勝の薄い北海道の触れ合い。
いったいどうしたんだい9に!
5めん、5めん!連絡もせずに9に!今度くるときは前持って連絡するね!
いやいや1、1連絡なんていらない4!
3キュ!
※ピンポンパンポーン。無理な数字のねじ込み。
オジサン!今日はありがTO!
いいってことYO!
※ピンポンパンポーン。特にありませぬ。
ピンポンパンポーン。
オ〜ウ!ヒサシブシ〜!いやぁ鰹節だなぁ…。感受性は変わってないかい?
※ピンポンパンポーン。武士と武士の摩擦でござい。
稚内なぁ…。オジサンは?
はぅっ、オジサンもワッキャナイドゥーだよぉ。
お互い様だ!ふふふふふふ富良野!
十勝チチチチ!
※ピンポンパンポーン。稚内と富良野と十勝の薄い北海道の触れ合い。
いったいどうしたんだい9に!
5めん、5めん!連絡もせずに9に!今度くるときは前持って連絡するね!
いやいや1、1連絡なんていらない4!
3キュ!
※ピンポンパンポーン。無理な数字のねじ込み。
オジサン!今日はありがTO!
いいってことYO!
※ピンポンパンポーン。特にありませぬ。
ピンポンパンポーン。
2012年6月16日土曜日
カレーライスをつくろう
じゃがいもを南南西に向かって放り投げます。(山田 久志のアンダースローでも特に変化はありませんので、どんな投げ方をされても、それなりに格好はつくでしょう。)
にんじんはペースト状にして土に埋め、たまねぎは丁寧に皮を剥いてゴミ箱へ捨ててください。
お肉は難しいところなのですが、牛の場合は放牧、豚の場合も放牧、鶏の場合は卵を産ませてから放牧ですね。
そしてカレーのルーは市販の固形のものを使用しても問題ありませんし、カレー粉からでも大丈夫です。
固形ルーを使用される方は太平洋に流してください。
もしかすると魚がパクパクしちゃうかもしれませんので注意しましょう。
カレー粉を使用される方はじっくりと体にすり込んでください。
ブツブツができるかもしれないので注意しましょう。
はい!このタイミングでお米を頬張って!
それからイメージして!拳を天に向けて!すぐ下げて!×2
ワン・ツー!ワン・ツー!
拳の上げ下げを終えたら点火して鍋を温めてください。
充分に温めたら、その鍋をコピー機の上に乗せ、A3サイズでコピーしましょう。
その紙を口元に持っていき、大きく息を吐いてバサバサッとさせましょう。
鍋をコピーした紙はもう必要がありませんので四つ折にしてからまた広げて四つ折にして広げてください。
これにて完成です。
2012年5月3日木曜日
休日
昼過ぎに起きてレコードをかけて煙草を吸って、寒くもなく熱くもなく、ちょうどいい温度の中で黙々と命を減らしているということ。
珈琲を飲みながら読書に耽り、面倒だからと簡単な食事にして糞を捻り出し、借りてきた映画を楽しんだあとに、そろそろ何かしようかと思い立ち、書き物をし、夕陽が沈む頃に一日を振り返り、何もなかったが良い一日だったと勘違いをして、気の赴くままに散歩に出かけ古本屋でめぼしい本を探して迷惑も省みずに立ち読みをすること。
限りある繰り返しの中で、流れから弾き出された自分を恥に思い、人を羨み、また自己を否定し、そして肯定すること。
たまにある説明することのできない小さな幸せと小さな不幸せを集め続けること。
つまり僕は何もしてないってこと。
珈琲を飲みながら読書に耽り、面倒だからと簡単な食事にして糞を捻り出し、借りてきた映画を楽しんだあとに、そろそろ何かしようかと思い立ち、書き物をし、夕陽が沈む頃に一日を振り返り、何もなかったが良い一日だったと勘違いをして、気の赴くままに散歩に出かけ古本屋でめぼしい本を探して迷惑も省みずに立ち読みをすること。
限りある繰り返しの中で、流れから弾き出された自分を恥に思い、人を羨み、また自己を否定し、そして肯定すること。
たまにある説明することのできない小さな幸せと小さな不幸せを集め続けること。
つまり僕は何もしてないってこと。
による記号
禿頭の隣をしたオジサンが掻いた胡坐を邪魔した膝に当る映画館の唇を奪い私の為に震える怒りが半径を侵される犯される冒される腕を外に掴まれた出される。
騒然と忽然と踊りのように魅。
アラビア粗挽き嵐現れアラ粗表す、親戚死んだ心配審査進化して下さいト残しの事を鋸ノコ能古。
一人は無数は一人であるならば無とそれは太陽とノマドのプログラムを弁証論的に解釈しろと天窓に手をかけ、外にいる以外の友人達に叫び亜畳む。
全て意味を無化するイメージの水溜まり程度。
でー落胆…捻り出す糞程の使い方しかできないぃぅえおおおおおえぅぃ…々÷35×6|・*☆♪→][)5
↑
あ
|
ま い
た や
や だ
… …
。これは。言い訳。です。
(無m論、勝n手に行zたエkスペリメントo一部気にせずに)
い無は事るすに気
意味も何もなaaaAAAい
騒然と忽然と踊りのように魅。
アラビア粗挽き嵐現れアラ粗表す、親戚死んだ心配審査進化して下さいト残しの事を鋸ノコ能古。
一人は無数は一人であるならば無とそれは太陽とノマドのプログラムを弁証論的に解釈しろと天窓に手をかけ、外にいる以外の友人達に叫び亜畳む。
全て意味を無化するイメージの水溜まり程度。
でー落胆…捻り出す糞程の使い方しかできないぃぅえおおおおおえぅぃ…々÷35×6|・*☆♪→][)5
↑
あ
|
ま い
た や
や だ
… …
。これは。言い訳。です。
(無m論、勝n手に行zたエkスペリメントo一部気にせずに)
い無は事るすに気
意味も何もなaaaAAAい
ごちそうさまでした
仕事の時間に遅れていることに気が付きました。
慌ててエスカレーターを降りながら考えることは言い訳です。
急いでエントランスを目指したのですが、1階の受付でおば様に呼び止められてしまいました。
何事かと思い近づくと、おば様は何故か札束を手渡してきます。
そして素敵な笑顔を見せてきました。
恐らく宗教か何かの勧誘だろうと思い、受取りを拒否したところ、おば様は「それも自由ね…」と意味深なことを呟いて、ポケットから取り出したアラミド繊維の糸を首に巻き付け切り落としてしまいました。
首元から血が噴き出しています。
おば様の頭が笑みを浮かべながら足下に転がってきました。
その滑稽な様子に吹き出してしまうのを堪えつつ、おば様の頭を右足の踵で踏み潰しますと、おば様の頭から柔らかいモノが飛び出してきました。
その柔らかいモノを掬うと甘い匂いがしてきます。これがまた美味しいそうで、焼きたてのプリンのような香りなのです。
我慢しきれなくなり仕事に行くのも忘れ、おば様の頭から出た柔らかいモノを貪り尽くしました。
「ごちそうさまでした」
うっぷ。
慌ててエスカレーターを降りながら考えることは言い訳です。
急いでエントランスを目指したのですが、1階の受付でおば様に呼び止められてしまいました。
何事かと思い近づくと、おば様は何故か札束を手渡してきます。
そして素敵な笑顔を見せてきました。
恐らく宗教か何かの勧誘だろうと思い、受取りを拒否したところ、おば様は「それも自由ね…」と意味深なことを呟いて、ポケットから取り出したアラミド繊維の糸を首に巻き付け切り落としてしまいました。
首元から血が噴き出しています。
おば様の頭が笑みを浮かべながら足下に転がってきました。
その滑稽な様子に吹き出してしまうのを堪えつつ、おば様の頭を右足の踵で踏み潰しますと、おば様の頭から柔らかいモノが飛び出してきました。
その柔らかいモノを掬うと甘い匂いがしてきます。これがまた美味しいそうで、焼きたてのプリンのような香りなのです。
我慢しきれなくなり仕事に行くのも忘れ、おば様の頭から出た柔らかいモノを貪り尽くしました。
「ごちそうさまでした」
うっぷ。
16歳になる娘へ
私はあなたの父親です。
一緒に暮らしているのに近頃は顔を合わすことも減りましたね。
会話も無くなりました。
私のことをまだ覚えてくれてますか?私はあなたの父親です。
あなたは一年程前から自分の部屋に南京錠をつけてしまいました。
部屋では一体何をしているのですか。時々笑い声が聞こえてきますが何の話題で笑っているのか、とても知りたいです。
気分が優れている時にでも教えて下さい。
ある日あなたは父さんの事を「クソ」の二文字を付け足して呼んだことがありましたね。
その時、父さんの目から悲しみが溢れ出るのを見て、あなたは父さんに「キャーチャーリー」という言葉を投げつけました。思えば最後の会話でしたね。
今更ですが「キャーチャーリー」とはどういう意味なのですか?
そこで父さんはその疑問を父さんなりにだけれど少しばかり解決しようと思い、一つの答えを導き出しました。
「キャーチャーリー」というのは、もしかすると「気持ち悪い」の変形ではないでしょうか?
違っていたらすみません。
次いで、ここからは憶測で話しをします。
嘘であって欲しいとは思うのですが、もしかすると、あなたは父さんのことが嫌いではないですか?
(もしかするとウィキリークスからの内部告発かも…冗談です。あなたの母さんからの密告です。)
それがもし事実であるならば父さんはエーゲ海に身を投げる程のショックな気持ちになります。
でも心配無用!
父さんはあなたがこの世に生まれた時から今に至るまで、あなた一筋ゾッコンLOVEですから!
そして、ここからは真面目な話しなのですが、父さんはあなたの将来がとてもとても心配です。
昨今の不景気に加えて政治不信、原発事故や大震災。
でも安心して下さい。
父さんは頑張って家族を養う為に戦い続けるし、この先大きな地震などの自然災害が起こったとしても、父さんはあなたや母さんを絶対に守ります。
「命に替えても守ります!」
なので贅沢は言いませんから一度部屋から出てきて、父さんと母さんとお家で一緒にご飯でも食べませんか。
大丈夫。あなたが嫌いな詮索はもうしないことを約束します。
父さんより
一緒に暮らしているのに近頃は顔を合わすことも減りましたね。
会話も無くなりました。
私のことをまだ覚えてくれてますか?私はあなたの父親です。
あなたは一年程前から自分の部屋に南京錠をつけてしまいました。
部屋では一体何をしているのですか。時々笑い声が聞こえてきますが何の話題で笑っているのか、とても知りたいです。
気分が優れている時にでも教えて下さい。
ある日あなたは父さんの事を「クソ」の二文字を付け足して呼んだことがありましたね。
その時、父さんの目から悲しみが溢れ出るのを見て、あなたは父さんに「キャーチャーリー」という言葉を投げつけました。思えば最後の会話でしたね。
今更ですが「キャーチャーリー」とはどういう意味なのですか?
そこで父さんはその疑問を父さんなりにだけれど少しばかり解決しようと思い、一つの答えを導き出しました。
「キャーチャーリー」というのは、もしかすると「気持ち悪い」の変形ではないでしょうか?
違っていたらすみません。
次いで、ここからは憶測で話しをします。
嘘であって欲しいとは思うのですが、もしかすると、あなたは父さんのことが嫌いではないですか?
(もしかするとウィキリークスからの内部告発かも…冗談です。あなたの母さんからの密告です。)
それがもし事実であるならば父さんはエーゲ海に身を投げる程のショックな気持ちになります。
でも心配無用!
父さんはあなたがこの世に生まれた時から今に至るまで、あなた一筋ゾッコンLOVEですから!
そして、ここからは真面目な話しなのですが、父さんはあなたの将来がとてもとても心配です。
昨今の不景気に加えて政治不信、原発事故や大震災。
でも安心して下さい。
父さんは頑張って家族を養う為に戦い続けるし、この先大きな地震などの自然災害が起こったとしても、父さんはあなたや母さんを絶対に守ります。
「命に替えても守ります!」
なので贅沢は言いませんから一度部屋から出てきて、父さんと母さんとお家で一緒にご飯でも食べませんか。
大丈夫。あなたが嫌いな詮索はもうしないことを約束します。
父さんより
娘による踊り
私が仕事から帰ると四歳になる娘が妻と私の手を引き、幼稚園で習ったという、ウンバッハダンスを披露してくれた。
娘はメロディを口ずさみ、両手で太腿を叩きながら腰を回したり、飛び跳ねたりしている。
妻は「カワイイ!カワイイ!」と言って気が狂ったかの様に拍手を繰り返し顔を綻ばせる。
こんな不可解な動きをしたダンスのどこが可愛いのか私には理解出来ない。
「パパどお?」
娘から突然のキラーパス。
まずい。気の利いたコメントを言わなければ父としての尊厳を失う事になるかもしれない。
「うん、もうちょっと手の甲の角度を水平にしてさ、腰の動きは、そのままでいいから目線をもう少し高くしてみな。たぶんもっと良くなると思うよ!」
私は何処の何者なので何故こんな発言をしてしまったのか。
妻はこんな私をどう思っているのだろうか。
妻の表情からは何も伺えない。
やはり嫌悪感などは抱くのだろう。
もしかしたら離婚の二文字までもが頭を過っているのかもしれない。
あぁ妻よ、今までありがとう。そしてごめんな、こんな夫で。
あぁ娘よ、今までありがとう。ごめんな、こんな父親で。
お前達にはもう会えないかもしれないが、私はずっとお前達の事を愛し続ける筈だ。養育費も払い続ける筈だ。
そしてこれだけは言っておきたい。
私はお前達が大好きだ。本当は離れたく無いし、ずっと一緒に暮らしていきたい。ダンスも凄く可愛いかった。
丁度、私の眼球から血涙が流れ出た時に次の娘の一言で私は救われた。
「パパこう?」
娘はダンスを修正してくれたのだ。
私は安堵の表情で「カワイイ、カワイイ!」と言って気が狂ったかの様に拍手した。
娘はメロディを口ずさみ、両手で太腿を叩きながら腰を回したり、飛び跳ねたりしている。
妻は「カワイイ!カワイイ!」と言って気が狂ったかの様に拍手を繰り返し顔を綻ばせる。
こんな不可解な動きをしたダンスのどこが可愛いのか私には理解出来ない。
「パパどお?」
娘から突然のキラーパス。
まずい。気の利いたコメントを言わなければ父としての尊厳を失う事になるかもしれない。
「うん、もうちょっと手の甲の角度を水平にしてさ、腰の動きは、そのままでいいから目線をもう少し高くしてみな。たぶんもっと良くなると思うよ!」
私は何処の何者なので何故こんな発言をしてしまったのか。
妻はこんな私をどう思っているのだろうか。
妻の表情からは何も伺えない。
やはり嫌悪感などは抱くのだろう。
もしかしたら離婚の二文字までもが頭を過っているのかもしれない。
あぁ妻よ、今までありがとう。そしてごめんな、こんな夫で。
あぁ娘よ、今までありがとう。ごめんな、こんな父親で。
お前達にはもう会えないかもしれないが、私はずっとお前達の事を愛し続ける筈だ。養育費も払い続ける筈だ。
そしてこれだけは言っておきたい。
私はお前達が大好きだ。本当は離れたく無いし、ずっと一緒に暮らしていきたい。ダンスも凄く可愛いかった。
丁度、私の眼球から血涙が流れ出た時に次の娘の一言で私は救われた。
「パパこう?」
娘はダンスを修正してくれたのだ。
私は安堵の表情で「カワイイ、カワイイ!」と言って気が狂ったかの様に拍手した。
躁それはバレンタインデー
今日はバレンタインデー。
残念ながら渡す相手が他にいない私…
という訳で代わりに祖父へ手作りチョコレートをプレゼントすることにした。
「おじいちゃん、チョコレート欲しい?」
「うん、欲ちい…」
祖父は孫に気に入られようとワザとかわい子ぶって赤ちゃん言葉を使用していたが私はそれを丁寧に無視して祖父の元を後にした。
祖父は確かにチョコレートを欲ちいと言っていた。だが果たして本当に、ただのジジイがチョコレートなんか欲しがるものなのであろうか…
それに祖父は糖尿病を患っていると記憶している。
そんな病人にチョコレートなんてものを差し上げてもいいものなのか。
悪魔のプレゼントによって、もれなく死期を近づけてしまう可能性もあるのではないか。
まさか孫の為にいらぬ優しさを見せているのでは?
そう思った私はどうせなら祖父の好きな物を手作りでプレゼントしようと思い付いた。
祖父が好きなものは将棋。
一日中、飽きもせずに詰将棋をプレイしている。
そうだ!将棋盤を手作りしてあげよう!
閃いた私の頭の中には、ひょっとすると脳内麻薬が分泌されていたかもしれない。
思い立ったが吉日で私はハンドメイドの将棋盤を作製すべく寝台列車に飛び乗った。
将棋盤をハンドメイドしようと試みる私は躁状態であったと思う…
残念ながら渡す相手が他にいない私…
という訳で代わりに祖父へ手作りチョコレートをプレゼントすることにした。
「おじいちゃん、チョコレート欲しい?」
「うん、欲ちい…」
祖父は孫に気に入られようとワザとかわい子ぶって赤ちゃん言葉を使用していたが私はそれを丁寧に無視して祖父の元を後にした。
祖父は確かにチョコレートを欲ちいと言っていた。だが果たして本当に、ただのジジイがチョコレートなんか欲しがるものなのであろうか…
それに祖父は糖尿病を患っていると記憶している。
そんな病人にチョコレートなんてものを差し上げてもいいものなのか。
悪魔のプレゼントによって、もれなく死期を近づけてしまう可能性もあるのではないか。
まさか孫の為にいらぬ優しさを見せているのでは?
そう思った私はどうせなら祖父の好きな物を手作りでプレゼントしようと思い付いた。
祖父が好きなものは将棋。
一日中、飽きもせずに詰将棋をプレイしている。
そうだ!将棋盤を手作りしてあげよう!
閃いた私の頭の中には、ひょっとすると脳内麻薬が分泌されていたかもしれない。
思い立ったが吉日で私はハンドメイドの将棋盤を作製すべく寝台列車に飛び乗った。
将棋盤をハンドメイドしようと試みる私は躁状態であったと思う…
2012年5月1日火曜日
満員電車の静寂
今日の帰りは満員電車だった。
僕の前後左右は不特定多数の人々で溢れ返っている。
まず何より気になるのが車内のニオイ。
皮脂、香水、汗、口臭、煙草、加齢臭、化粧のニオイ。
そのニオイが混合して僕の鼻の穴を不法侵入する。
といっても鍵は開けっ放しなのだが…。
僕の後方には20代と思わしき、顔の整った美しいOLがいた。彼女もまたニオイと圧力の被害者である。
僕は背中に意識を置きながら、痴漢で捕まった時のシュミレートをしていた。
裁判所での振る舞いと家族への言い訳を考えている最中、意識していた背中、いや右肩に重みを感じ、僕はそっと右手に目をやった。
右肩に携帯電話が乗っている。何故だろう。
しかし疑問は直様解決した。
後方にいるOLの携帯電話であった。
美しいOLが僕の右肩の湾曲を利用して携帯電話を操作している。
このOLは一体何を考えているのだろうか。
図々しいことこの上ない状況下で一念発起、僕はOLに注意することにした。
「すいません。やめて下さい。」
この言葉を発した瞬間、車内に嫌な緊張感が走る。
我ながらよく言ったものだと思っていた一瞬の静寂の後、僕はOLの次の言葉に耳を疑った。
「この人、痴漢です!」
すかさず周辺の乗客が僕を取り押さえる…
無実を証明しようとしても、もう手遅れ。
僕の痴漢シュミレートは水泡に帰したのであった…。
僕の前後左右は不特定多数の人々で溢れ返っている。
まず何より気になるのが車内のニオイ。
皮脂、香水、汗、口臭、煙草、加齢臭、化粧のニオイ。
そのニオイが混合して僕の鼻の穴を不法侵入する。
といっても鍵は開けっ放しなのだが…。
僕の後方には20代と思わしき、顔の整った美しいOLがいた。彼女もまたニオイと圧力の被害者である。
僕は背中に意識を置きながら、痴漢で捕まった時のシュミレートをしていた。
裁判所での振る舞いと家族への言い訳を考えている最中、意識していた背中、いや右肩に重みを感じ、僕はそっと右手に目をやった。
右肩に携帯電話が乗っている。何故だろう。
しかし疑問は直様解決した。
後方にいるOLの携帯電話であった。
美しいOLが僕の右肩の湾曲を利用して携帯電話を操作している。
このOLは一体何を考えているのだろうか。
図々しいことこの上ない状況下で一念発起、僕はOLに注意することにした。
「すいません。やめて下さい。」
この言葉を発した瞬間、車内に嫌な緊張感が走る。
我ながらよく言ったものだと思っていた一瞬の静寂の後、僕はOLの次の言葉に耳を疑った。
「この人、痴漢です!」
すかさず周辺の乗客が僕を取り押さえる…
無実を証明しようとしても、もう手遅れ。
僕の痴漢シュミレートは水泡に帰したのであった…。
2012年4月16日月曜日
一週間と残りのお弁当
妻が家を出て一週間が過ぎた。
私が出張先から帰宅すると家の中の家財道具が全て消え、代わりに小さな卓袱台だけが残されていた。
その上には、お弁当箱と手紙。
「もう戻ることはありません」
落ち着く為に、ひとまずランバダを踊ってみた。
しかし状況は変わらない、ただ汗ばんだだけだった。
シャワーを浴びながら汗と共に流す妻への罵詈雑言。
小さな卓袱台の前に戻り、お弁当箱に手を延ばしてフタを開いた。
お弁当箱の中に蘇る妻との思い出。
泣いたなぁ。怒ったなぁ。笑ったなぁ。
私は残りの、お弁当を一気に頬張る。
初めて味のしない、お弁当を食べた。
業者が家具を一つ、一つ持ち出していく。
家の中は小さな卓袱台を残し、とうとう空っぽになった。
夫は動揺してランバダを踊ってしまうのだろうか。
そんな姿を想像すると、何だか笑いが込み上げてくる。
そうだ最後にお弁当を作ってあげようか。
どうせなら、無味無臭のお弁当を食べさせよう。
具を敷き詰めながら思い出す夫との生活。
初デート。初キス。プロポーズ。
いけない、お米が塩味になっちゃった。
あの日二人は家具を見に行った。
新生活。期待。不安。
最後に大きな卓袱台を購入。
帰宅後にふたりでお弁当を食べた。
お弁当は残しておこう。
もうそろそろ帰ってくる頃だから。
私が出張先から帰宅すると家の中の家財道具が全て消え、代わりに小さな卓袱台だけが残されていた。
その上には、お弁当箱と手紙。
「もう戻ることはありません」
落ち着く為に、ひとまずランバダを踊ってみた。
しかし状況は変わらない、ただ汗ばんだだけだった。
シャワーを浴びながら汗と共に流す妻への罵詈雑言。
小さな卓袱台の前に戻り、お弁当箱に手を延ばしてフタを開いた。
お弁当箱の中に蘇る妻との思い出。
泣いたなぁ。怒ったなぁ。笑ったなぁ。
私は残りの、お弁当を一気に頬張る。
初めて味のしない、お弁当を食べた。
業者が家具を一つ、一つ持ち出していく。
家の中は小さな卓袱台を残し、とうとう空っぽになった。
夫は動揺してランバダを踊ってしまうのだろうか。
そんな姿を想像すると、何だか笑いが込み上げてくる。
そうだ最後にお弁当を作ってあげようか。
どうせなら、無味無臭のお弁当を食べさせよう。
具を敷き詰めながら思い出す夫との生活。
初デート。初キス。プロポーズ。
いけない、お米が塩味になっちゃった。
あの日二人は家具を見に行った。
新生活。期待。不安。
最後に大きな卓袱台を購入。
帰宅後にふたりでお弁当を食べた。
お弁当は残しておこう。
もうそろそろ帰ってくる頃だから。
2012年3月25日日曜日
ゴリラお父さん
ねぇ、ミチコミチコ!あれゴリラお父さんじゃない?」
「えー?ゴリラお父さん?そんなわけないじゃない!バカねぇ」
「なに言ってんのよ!ミチコよく見て!メガネはずしてよく見なさいよ!」
「マイネームイズ ゴリラオトウサン!」
「きゃー!本物よ!ミチコ!本物のゴリラお父さんよ!」
「すごーい!目元がゴリラだわ!きゃー!」
「マイネームイズ ゴリラオトウサン!」
「きゃー本物よ!ミチコ!サイン、サイン貰いましょうよ!ペン、ペンどこいったかな!」
「何やってんのよ、マイネームイズミチコ。ゴリラお父さんのベリーベリーファン!え?もうなんて言ったらいい
の?!(なんでもいいわよ。)えーとぉゴリラお父さんのぉ、モーラテープL全部持ってて、今も貼ってます!」
「オーウ。センキュウ!」
「キャー!ペンあった?はやくペン!」
「う、うん!はい!ミチコ!」
「あのぉ、もしよかったらでいいんですけどぉ、そのぉ耳たぶにサインプリーズ。」
「え?ミチコ耳たぶでいいの?」
「うん!耳たぶでいいの!だって洗う機会なんてないじゃない!」
「う、うん。それもそうね!」
「あの、耳たぶにサインプリーズ!」
「OK。」
ペンを握りつぶすゴリラお父さん。
「あ…。」「あ…。」
「そ、よね。だってゴリラお父さんですもん。ペンぐらいの耐久力じゃ破壊されるのがオチだわ。」
「アイムソリー。アイムソリー。」
「いえいえ全然平気です!ね?」
「うん!ペンなんかお家に帰ったら控えペンがあるから大丈夫なんです!あの、サインの代わりといっては何です
が…握手して頂けませんか?」
「え?ミチコ大丈夫?ゴリラお父さんの握力はゴリラよ。」
「うん!本望!」
「OK!3,2,1…」
ぐちゃ。
「えー?ゴリラお父さん?そんなわけないじゃない!バカねぇ」
「なに言ってんのよ!ミチコよく見て!メガネはずしてよく見なさいよ!」
「マイネームイズ ゴリラオトウサン!」
「きゃー!本物よ!ミチコ!本物のゴリラお父さんよ!」
「すごーい!目元がゴリラだわ!きゃー!」
「マイネームイズ ゴリラオトウサン!」
「きゃー本物よ!ミチコ!サイン、サイン貰いましょうよ!ペン、ペンどこいったかな!」
「何やってんのよ、マイネームイズミチコ。ゴリラお父さんのベリーベリーファン!え?もうなんて言ったらいい
の?!(なんでもいいわよ。)えーとぉゴリラお父さんのぉ、モーラテープL全部持ってて、今も貼ってます!」
「オーウ。センキュウ!」
「キャー!ペンあった?はやくペン!」
「う、うん!はい!ミチコ!」
「あのぉ、もしよかったらでいいんですけどぉ、そのぉ耳たぶにサインプリーズ。」
「え?ミチコ耳たぶでいいの?」
「うん!耳たぶでいいの!だって洗う機会なんてないじゃない!」
「う、うん。それもそうね!」
「あの、耳たぶにサインプリーズ!」
「OK。」
ペンを握りつぶすゴリラお父さん。
「あ…。」「あ…。」
「そ、よね。だってゴリラお父さんですもん。ペンぐらいの耐久力じゃ破壊されるのがオチだわ。」
「アイムソリー。アイムソリー。」
「いえいえ全然平気です!ね?」
「うん!ペンなんかお家に帰ったら控えペンがあるから大丈夫なんです!あの、サインの代わりといっては何です
が…握手して頂けませんか?」
「え?ミチコ大丈夫?ゴリラお父さんの握力はゴリラよ。」
「うん!本望!」
「OK!3,2,1…」
ぐちゃ。
2012年2月18日土曜日
筋肉に捧げるバラード
「すいやせん、ここん席いいすか?」
タンクトップで十字架を胸から下げている筋肉が相席をお願いしてきた。
断わる理由もないのでいいですよと言う僕。
ハンバーガーを二個食べる筋肉。
禁煙席なのに店員の目を盗み喫煙する筋肉。
その筋肉へ手紙を書きました。
筋肉へ
【初めて出会った瞬間から「あ、この人、大嫌いだな」と思いました。
前髪のちゅるんとなっている所も嫌いですし、タンクトップで十字架ぶら下げて筋肉風を装っているところも嫌いです。
本当は頭がキチガイなのに筋肉を身体中に武装して、さも私は喧嘩師ですよと言わんばかりの佇まいに反吐が出ます。
その何でも見透かしたかの様な目も嫌いです。でも安心して下さい。何にもわかってないことは皆にバレていますし、その肉体から出てくるでまかせもウンザリしています。はやく違う席に移動して下さい。】
目の前の僕より
タンクトップで十字架を胸から下げている筋肉が相席をお願いしてきた。
断わる理由もないのでいいですよと言う僕。
ハンバーガーを二個食べる筋肉。
禁煙席なのに店員の目を盗み喫煙する筋肉。
その筋肉へ手紙を書きました。
筋肉へ
【初めて出会った瞬間から「あ、この人、大嫌いだな」と思いました。
前髪のちゅるんとなっている所も嫌いですし、タンクトップで十字架ぶら下げて筋肉風を装っているところも嫌いです。
本当は頭がキチガイなのに筋肉を身体中に武装して、さも私は喧嘩師ですよと言わんばかりの佇まいに反吐が出ます。
その何でも見透かしたかの様な目も嫌いです。でも安心して下さい。何にもわかってないことは皆にバレていますし、その肉体から出てくるでまかせもウンザリしています。はやく違う席に移動して下さい。】
目の前の僕より
三つ巴
繁華街は煌びやかと妄想してる僕はベッドの中で死後硬直の様に冷たくなって固まった身体を拳で殴って熱を取りかえし、今日は何の日だっけと僕はトボけながら黄色い夕陽で顔面半分を吸収している。
自分の今いる立ち位置が不明で不名誉で、形無しのアホんだら工場に勤めた感情が流れ出るままにしとったら、なんか急に惨めになっとったのです。
あぁなんかいいことないかなぁと巨大隕石を蹴飛ばした二歳四ヶ月の息子の右心弁辺りに盗聴器を仕掛けて電波ジャック。
僕は君の家の前でバンを停めてイヤホン片耳、聞き耳たてる。
おや?君がオートバイでやって来たぞ。
そっか、今日は待ち合わせをしていたんだっけ。
いかん、いかん。最近どうも忘れっぽいなぁと黒い白人間が坂本ちゃんの部屋のエジプトで購入した仰々しいトビーラを贅沢品だよと呟いてリサイクルショップに内緒で売り飛ばした。
そのお金で黒い白人間は奴隷を20人買った。彼らを人間に戻す為に。
彼らを人間に戻すには液体洗剤とあの眼鏡と眉間が必要だ。
しかし鼻筋が眼鏡と眉間の邪魔をする。
鼻筋は眉間にちょっかいをかけてくる。
もうどうしようかなあ。よし鼻筋を殺そう。
殺害方法はエドモンドのどすこい。
鼻筋は真っ二つに千切れ、眼鏡はそれに火薬を詰め込む。
そして発射台に。
鼻筋を打ち上げて、それを眼鏡と
眉間は肩を組みながら綺麗だねって優しいキスをした。
自分の今いる立ち位置が不明で不名誉で、形無しのアホんだら工場に勤めた感情が流れ出るままにしとったら、なんか急に惨めになっとったのです。
あぁなんかいいことないかなぁと巨大隕石を蹴飛ばした二歳四ヶ月の息子の右心弁辺りに盗聴器を仕掛けて電波ジャック。
僕は君の家の前でバンを停めてイヤホン片耳、聞き耳たてる。
おや?君がオートバイでやって来たぞ。
そっか、今日は待ち合わせをしていたんだっけ。
いかん、いかん。最近どうも忘れっぽいなぁと黒い白人間が坂本ちゃんの部屋のエジプトで購入した仰々しいトビーラを贅沢品だよと呟いてリサイクルショップに内緒で売り飛ばした。
そのお金で黒い白人間は奴隷を20人買った。彼らを人間に戻す為に。
彼らを人間に戻すには液体洗剤とあの眼鏡と眉間が必要だ。
しかし鼻筋が眼鏡と眉間の邪魔をする。
鼻筋は眉間にちょっかいをかけてくる。
もうどうしようかなあ。よし鼻筋を殺そう。
殺害方法はエドモンドのどすこい。
鼻筋は真っ二つに千切れ、眼鏡はそれに火薬を詰め込む。
そして発射台に。
鼻筋を打ち上げて、それを眼鏡と
眉間は肩を組みながら綺麗だねって優しいキスをした。
大人
大人になってからジャンプすることが無くなった。
大人になってから逆さまになることも無くなった。
鼻水を袖で拭くことも無くなり、大きな声も出さず、痛みを共わなくなった。
Aさんが腹に包丁を突き刺したのは、その後の話。
何度も何度も包丁で腹を刺し、血液が噴水のように噴き出したのも生きている痛みを感じる為だったと聞く。
現在、私は何をしているのだろうか。
1人立ち尽くす、1人佇む。
自分は大人になったのか。驕慢かもしれない。
気晴らし。いや同時に誇らしく。
恐らく、ここに何%の違いなど無い。
複雑と勘違いする自分の自分を板挟んで過ごし、孤立したセンシビリティーを甘く捉えて笑止千万。
日常的空間能力の人間。
これでよい。これがよい。
私のエネルギー。小さなエネルギー。
罪悪感も後悔もなく、安心感が漂う時間の流れ。嫌な流れ、取り戻せないけれど。
あぁ私はAさんでなくて良かったな。
肉叢がそう言っているみたいだ。
我がの為の痛み。
私は少し跳んでみた。
大人になってから逆さまになることも無くなった。
鼻水を袖で拭くことも無くなり、大きな声も出さず、痛みを共わなくなった。
Aさんが腹に包丁を突き刺したのは、その後の話。
何度も何度も包丁で腹を刺し、血液が噴水のように噴き出したのも生きている痛みを感じる為だったと聞く。
現在、私は何をしているのだろうか。
1人立ち尽くす、1人佇む。
自分は大人になったのか。驕慢かもしれない。
気晴らし。いや同時に誇らしく。
恐らく、ここに何%の違いなど無い。
複雑と勘違いする自分の自分を板挟んで過ごし、孤立したセンシビリティーを甘く捉えて笑止千万。
日常的空間能力の人間。
これでよい。これがよい。
私のエネルギー。小さなエネルギー。
罪悪感も後悔もなく、安心感が漂う時間の流れ。嫌な流れ、取り戻せないけれど。
あぁ私はAさんでなくて良かったな。
肉叢がそう言っているみたいだ。
我がの為の痛み。
私は少し跳んでみた。
シャツはみ出てるねん
「シャツ、はみ出てるねん…。」
それがNさんの最期の言葉になってしまった…
シャツ、ハミ出てるねん…
シャツ、ハミデテルネン…
故人を悪く言うつもりはないが、「シャツ、ハミ出てるねん…。」は些か理解に苦しむ。
しかもNさんは関西地方の出身ではない。
ひとまずNさんのシャツを確認してみた。
しかしNさんのシャツがハミ出てる様子はない。
ではNさんが最期に発した
「シャツ、はみ出てるねん…。」
はどういった意味だったのか。
そして何故関西弁だったのか。
永遠に解決することのない問題を置き去りにし、私は病院を後にした。
ふと自分のシャツを見てみる。
「まさかね…」
私は一人呟いた。
シャツはハミ出ていなかった。
それがNさんの最期の言葉になってしまった…
シャツ、ハミ出てるねん…
シャツ、ハミデテルネン…
故人を悪く言うつもりはないが、「シャツ、ハミ出てるねん…。」は些か理解に苦しむ。
しかもNさんは関西地方の出身ではない。
ひとまずNさんのシャツを確認してみた。
しかしNさんのシャツがハミ出てる様子はない。
ではNさんが最期に発した
「シャツ、はみ出てるねん…。」
はどういった意味だったのか。
そして何故関西弁だったのか。
永遠に解決することのない問題を置き去りにし、私は病院を後にした。
ふと自分のシャツを見てみる。
「まさかね…」
私は一人呟いた。
シャツはハミ出ていなかった。
2012年2月12日日曜日
クシャミひとつで
クシャミひとつで乗用車を粉砕することが出来たので、これを使って誰かに復讐できないものかと考えました。
先ずは会社の先輩上司を噴き殺そうと仕事終わりに先回りしました。
この先輩上司はというと、常日頃から大きな声で
「俺はお前に成長して欲しいから言ってんだよ!!」
と後輩への決まり文句を惜しげもなく披露する始末なので始末したいと誓った四月の気圧配置。
先輩上司の自宅に不法侵入して待ち伏せしていると、皮肉にも鼻歌交じり(これから鼻息ひとつで死出の旅へ出立して頂く為)で帰宅して参るではございませんか。
人差し指を使い、鼻の穴を優しく刺激。
ウォーミングアップは十分です。
革靴を脱ぐ先輩上司…
標的に狙いを定める両鼻…
存在に気付き、ピヨピヨしている先輩上司…
よっしゃあ!射程圏内、ターゲットロックオン!
発射ぁぁああああっ!!!!!!!!
先ずは会社の先輩上司を噴き殺そうと仕事終わりに先回りしました。
この先輩上司はというと、常日頃から大きな声で
「俺はお前に成長して欲しいから言ってんだよ!!」
と後輩への決まり文句を惜しげもなく披露する始末なので始末したいと誓った四月の気圧配置。
先輩上司の自宅に不法侵入して待ち伏せしていると、皮肉にも鼻歌交じり(これから鼻息ひとつで死出の旅へ出立して頂く為)で帰宅して参るではございませんか。
人差し指を使い、鼻の穴を優しく刺激。
ウォーミングアップは十分です。
革靴を脱ぐ先輩上司…
標的に狙いを定める両鼻…
存在に気付き、ピヨピヨしている先輩上司…
よっしゃあ!射程圏内、ターゲットロックオン!
発射ぁぁああああっ!!!!!!!!
2012年2月8日水曜日
探索隊
はーい!皆さん、お早う御座いまーす!
あれ?元気がないですねぇ?ではもう一度。
お早う御座いまーす!
今日、皆さんにお祭り頂いたのは伝説の生物クソゴリラを探して捕獲する為にお祭り頂きました。
本日は生憎の裸天気なので御座いますが、皆さんで一つ、握りこぶしを合わせてですね、クソゴリラを探していきましょう!
それではですね、簡単では御座いますが、これからのタイムグラフィティーを恰幅したいと思いますので、お手元にある資料をお求め下さい。
まずは私達の現在いる懐をですね、キッピツ致しまして原住民族の青年からありました駆け込み情報を元にポインテーを目白うしたいと思います。
ポインテーを目白うす上での注意事項と致しまして大変危険ですので原住民族の劇弁には触れる事の無い様にお願いします。
万が一触れてしまった場合はですね、直様私達のチームから卒業して頂く事になりますので領収書下さい。
まぁ取りこぼしがつかなくなりますのでね、お願いします。
ポインテーに到着後は各自、自由にクソゴリラを探索して下さい。
そしてポインテーには現地時間のセプテンバーに再びお誂えですので、遅れる事の無いようにして頂きたいと思います。
それでは皆さん、エイエイオーでキッピツ致しましょう!
エイエイオー!
あれ?元気がないですねぇ?ではもう一度。
お早う御座いまーす!
今日、皆さんにお祭り頂いたのは伝説の生物クソゴリラを探して捕獲する為にお祭り頂きました。
本日は生憎の裸天気なので御座いますが、皆さんで一つ、握りこぶしを合わせてですね、クソゴリラを探していきましょう!
それではですね、簡単では御座いますが、これからのタイムグラフィティーを恰幅したいと思いますので、お手元にある資料をお求め下さい。
まずは私達の現在いる懐をですね、キッピツ致しまして原住民族の青年からありました駆け込み情報を元にポインテーを目白うしたいと思います。
ポインテーを目白うす上での注意事項と致しまして大変危険ですので原住民族の劇弁には触れる事の無い様にお願いします。
万が一触れてしまった場合はですね、直様私達のチームから卒業して頂く事になりますので領収書下さい。
まぁ取りこぼしがつかなくなりますのでね、お願いします。
ポインテーに到着後は各自、自由にクソゴリラを探索して下さい。
そしてポインテーには現地時間のセプテンバーに再びお誂えですので、遅れる事の無いようにして頂きたいと思います。
それでは皆さん、エイエイオーでキッピツ致しましょう!
エイエイオー!
2012年2月1日水曜日
蟻の膨腹部
人体改造願望の末に、自分のお尻を蟻の膨腹部にするという結論で落ち着きました。
先ずは膨腹部を人間サイズにしなくてはなりません。
これは、ほねの折れる作業でした。
蟻さんのお尻を尻捨て御免。
そのお尻に特殊な光線を2週間当て続け巨大化させていき、ようやく自分のお尻と帳尻を合わせ尻捨て御免。
そして膨腹部と自尻を縫合。
ここまではクリアしたのですが、この後が大変。
出血するわ、痛いわ、寝れないわで、こんなことしなければ幸せだったと後悔する始末。
しかしこの峠を越せば黒人女性のお尻をも超越するセクシーヒップが手に入ります。
チヤホヤされ、写真もせがまれ、道行く人には好奇の視線。
蟻酸を滴らせてやるぜ!
先ずは膨腹部を人間サイズにしなくてはなりません。
これは、ほねの折れる作業でした。
蟻さんのお尻を尻捨て御免。
そのお尻に特殊な光線を2週間当て続け巨大化させていき、ようやく自分のお尻と帳尻を合わせ尻捨て御免。
そして膨腹部と自尻を縫合。
ここまではクリアしたのですが、この後が大変。
出血するわ、痛いわ、寝れないわで、こんなことしなければ幸せだったと後悔する始末。
しかしこの峠を越せば黒人女性のお尻をも超越するセクシーヒップが手に入ります。
チヤホヤされ、写真もせがまれ、道行く人には好奇の視線。
蟻酸を滴らせてやるぜ!
2012年1月10日火曜日
ウォースクッドミーンチュウ ウォッシァーレイトナウクッダウト
B:「※ウォースクッドミーンチュウ ウォッシァーレイトナウクッダウト×2」
A:「お侍さん、お侍さん。※じゃないよ。おしくらまんじゅう、押されて泣くなだよ。」
C:「お侍さんは土着民?それとも異国人?不法滞在?密入?」
A:「侍ダメだよ。やっちゃダメだよ。不法就労になるよ。」
C:「一発で強制退去。役人どいつも手厳しいよ。」
B:「敵ABC?」
敵A・B・C!!アウチっ!!
チャララ~(本編主役登場)
主役:わたくし、生まれも育ちもブラジル、ブラジリアです。大聖堂で産湯を使い、姓はブラジル、名はブラ次郎、人呼んでフーテンのブラと発します。
観客:「やったれ!」「よっ!千両役者!」「憎いね!」などなど…
主役:「役者が出揃ったことだ、一丁おしくらまんじゅうってのはどうだい。」
敵ABC:「いいよ!いいよ!いいよね?うん!いいよ!」
主役:「かたじけない。」
敵ABC:「いいよ!いいよ!いいよね?うん!いいよ!」
主役:「偶然にもここに、まんじゅうが一つ…」
観客:「できすぎー!」「用意がいいね!」「まいったね!」
主役:「それでは皆の衆、尻を拝借……、せーのっ!」
全員:「ウォースクッドミーンチュウ ウォッシァーレイトナウクッダウト×2」
まんじゅう:「ふうぇーん!ふうぇーん!」
敵A:「我々のオシクラでまんじゅうが泣いちゃったよ…。」
主役:「あ、でえじょおぶ、でえじょうおぶ!なあ皆の衆。」
敵ABC:「いいよ!いいよ!いいよね?うん!いいよ!」
無頓着 ムトンチャク ムットンチャック ムットンチャック ムットンチャック
ウィーウィルロックユー!!
A:「お侍さん、お侍さん。※じゃないよ。おしくらまんじゅう、押されて泣くなだよ。」
C:「お侍さんは土着民?それとも異国人?不法滞在?密入?」
A:「侍ダメだよ。やっちゃダメだよ。不法就労になるよ。」
C:「一発で強制退去。役人どいつも手厳しいよ。」
B:「敵ABC?」
敵A・B・C!!アウチっ!!
チャララ~(本編主役登場)
主役:わたくし、生まれも育ちもブラジル、ブラジリアです。大聖堂で産湯を使い、姓はブラジル、名はブラ次郎、人呼んでフーテンのブラと発します。
観客:「やったれ!」「よっ!千両役者!」「憎いね!」などなど…
主役:「役者が出揃ったことだ、一丁おしくらまんじゅうってのはどうだい。」
敵ABC:「いいよ!いいよ!いいよね?うん!いいよ!」
主役:「かたじけない。」
敵ABC:「いいよ!いいよ!いいよね?うん!いいよ!」
主役:「偶然にもここに、まんじゅうが一つ…」
観客:「できすぎー!」「用意がいいね!」「まいったね!」
主役:「それでは皆の衆、尻を拝借……、せーのっ!」
全員:「ウォースクッドミーンチュウ ウォッシァーレイトナウクッダウト×2」
まんじゅう:「ふうぇーん!ふうぇーん!」
敵A:「我々のオシクラでまんじゅうが泣いちゃったよ…。」
主役:「あ、でえじょおぶ、でえじょうおぶ!なあ皆の衆。」
敵ABC:「いいよ!いいよ!いいよね?うん!いいよ!」
無頓着 ムトンチャク ムットンチャック ムットンチャック ムットンチャック
ウィーウィルロックユー!!
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