2012年5月3日木曜日

休日

昼過ぎに起きてレコードをかけて煙草を吸って、寒くもなく熱くもなく、ちょうどいい温度の中で黙々と命を減らしているということ。

珈琲を飲みながら読書に耽り、面倒だからと簡単な食事にして糞を捻り出し、借りてきた映画を楽しんだあとに、そろそろ何かしようかと思い立ち、書き物をし、夕陽が沈む頃に一日を振り返り、何もなかったが良い一日だったと勘違いをして、気の赴くままに散歩に出かけ古本屋でめぼしい本を探して迷惑も省みずに立ち読みをすること。

限りある繰り返しの中で、流れから弾き出された自分を恥に思い、人を羨み、また自己を否定し、そして肯定すること。

たまにある説明することのできない小さな幸せと小さな不幸せを集め続けること。

つまり僕は何もしてないってこと。

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