2012年5月3日木曜日

16歳になる娘へ

私はあなたの父親です。
一緒に暮らしているのに近頃は顔を合わすことも減りましたね。
会話も無くなりました。
私のことをまだ覚えてくれてますか?私はあなたの父親です。

あなたは一年程前から自分の部屋に南京錠をつけてしまいました。
部屋では一体何をしているのですか。時々笑い声が聞こえてきますが何の話題で笑っているのか、とても知りたいです。
気分が優れている時にでも教えて下さい。

ある日あなたは父さんの事を「クソ」の二文字を付け足して呼んだことがありましたね。
その時、父さんの目から悲しみが溢れ出るのを見て、あなたは父さんに「キャーチャーリー」という言葉を投げつけました。思えば最後の会話でしたね。
今更ですが「キャーチャーリー」とはどういう意味なのですか?

そこで父さんはその疑問を父さんなりにだけれど少しばかり解決しようと思い、一つの答えを導き出しました。
「キャーチャーリー」というのは、もしかすると「気持ち悪い」の変形ではないでしょうか?
違っていたらすみません。

次いで、ここからは憶測で話しをします。
嘘であって欲しいとは思うのですが、もしかすると、あなたは父さんのことが嫌いではないですか?
(もしかするとウィキリークスからの内部告発かも…冗談です。あなたの母さんからの密告です。)

それがもし事実であるならば父さんはエーゲ海に身を投げる程のショックな気持ちになります。

でも心配無用!
父さんはあなたがこの世に生まれた時から今に至るまで、あなた一筋ゾッコンLOVEですから!

そして、ここからは真面目な話しなのですが、父さんはあなたの将来がとてもとても心配です。
昨今の不景気に加えて政治不信、原発事故や大震災。

でも安心して下さい。

父さんは頑張って家族を養う為に戦い続けるし、この先大きな地震などの自然災害が起こったとしても、父さんはあなたや母さんを絶対に守ります。

「命に替えても守ります!」

なので贅沢は言いませんから一度部屋から出てきて、父さんと母さんとお家で一緒にご飯でも食べませんか。

大丈夫。あなたが嫌いな詮索はもうしないことを約束します。

父さんより

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