ねぇ、ミチコミチコ!あれゴリラお父さんじゃない?」
「えー?ゴリラお父さん?そんなわけないじゃない!バカねぇ」
「なに言ってんのよ!ミチコよく見て!メガネはずしてよく見なさいよ!」
「マイネームイズ ゴリラオトウサン!」
「きゃー!本物よ!ミチコ!本物のゴリラお父さんよ!」
「すごーい!目元がゴリラだわ!きゃー!」
「マイネームイズ ゴリラオトウサン!」
「きゃー本物よ!ミチコ!サイン、サイン貰いましょうよ!ペン、ペンどこいったかな!」
「何やってんのよ、マイネームイズミチコ。ゴリラお父さんのベリーベリーファン!え?もうなんて言ったらいい
の?!(なんでもいいわよ。)えーとぉゴリラお父さんのぉ、モーラテープL全部持ってて、今も貼ってます!」
「オーウ。センキュウ!」
「キャー!ペンあった?はやくペン!」
「う、うん!はい!ミチコ!」
「あのぉ、もしよかったらでいいんですけどぉ、そのぉ耳たぶにサインプリーズ。」
「え?ミチコ耳たぶでいいの?」
「うん!耳たぶでいいの!だって洗う機会なんてないじゃない!」
「う、うん。それもそうね!」
「あの、耳たぶにサインプリーズ!」
「OK。」
ペンを握りつぶすゴリラお父さん。
「あ…。」「あ…。」
「そ、よね。だってゴリラお父さんですもん。ペンぐらいの耐久力じゃ破壊されるのがオチだわ。」
「アイムソリー。アイムソリー。」
「いえいえ全然平気です!ね?」
「うん!ペンなんかお家に帰ったら控えペンがあるから大丈夫なんです!あの、サインの代わりといっては何です
が…握手して頂けませんか?」
「え?ミチコ大丈夫?ゴリラお父さんの握力はゴリラよ。」
「うん!本望!」
「OK!3,2,1…」
ぐちゃ。
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