「サンタさんへ
ニンテンドーDSがほしいです。」
私は確かにそう書いた。
枕元には金玉みたいなチョコが2つ転がっている。
その横に手紙が添えてあった。
「サンタさんは世界中の子供達にプレゼントをあげなくてはいけないので、お金がありません。」
私が悪魔の手紙を読み終えると母親が近づいてきて、こう言った。
「プレゼントなんだった?チョコだったんだぁ〜。うれしい?」
1ミクロンも嬉しくはなかったけど、私は母親に嬉しいよって嘘をついた。
母親は笑いながら泣いていた。
私は母親がいなくなってからチョコを捨てた。
22歳のメリークリスマス。
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