嘘うどんを食べに都会へ行った。
いけ好かない店員に満足顔の客、気取った店内。
苛立ちすら覚える雰囲気に空腹がその怒りを増長させる。
客が込み合っているせいか嘘うどんがくる気配はまるでない。
タイムリミットは1時間らしいが勿論嘘うどんを作ってる時間は差し引いてだろうな?
ようやく嘘うどんがテーブルに到着した。器が嘘みたいに大きい。
私は嘘うどんを口に運ぶ。
「美味しい。」
私は思わず声を漏らしてしまった。
それ程にこの嘘うどんは美味しい。否、美味し過ぎる、美味し過ぎるのだ!
“うどんが美味し過ぎる”
私はこのうどんが美味し過ぎる事象にはたはた疑問を感じる。
うどんは美味し過ぎてはならない。うどんは美味し過ぎてはならないのだ!
なぜかって?ちょ、ごめん。そこまで考えてなかったから、後でちゃんと考えて連絡すんね。うん、うん、わかった。じゃーねー!
ガチャッ、ツーツーツーツー…。
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