2011年9月4日日曜日

嘘うどん

嘘うどんを食べに都会へ行った。

いけ好かない店員に満足顔の客、気取った店内。

苛立ちすら覚える雰囲気に空腹がその怒りを増長させる。

客が込み合っているせいか嘘うどんがくる気配はまるでない。

タイムリミットは1時間らしいが勿論嘘うどんを作ってる時間は差し引いてだろうな?

ようやく嘘うどんがテーブルに到着した。器が嘘みたいに大きい。

私は嘘うどんを口に運ぶ。

「美味しい。」

私は思わず声を漏らしてしまった。

それ程にこの嘘うどんは美味しい。否、美味し過ぎる、美味し過ぎるのだ!

“うどんが美味し過ぎる”

私はこのうどんが美味し過ぎる事象にはたはた疑問を感じる。

うどんは美味し過ぎてはならない。うどんは美味し過ぎてはならないのだ!

なぜかって?ちょ、ごめん。そこまで考えてなかったから、後でちゃんと考えて連絡すんね。うん、うん、わかった。じゃーねー!

ガチャッ、ツーツーツーツー…。

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