窓から見えるアンテナが矢印に見える。
どうも気になったので矢印の方角に進んでみると、そこには1本の木と立て札があった。
立て札には「↓伝説のトランペット」と書いてある。
僕は夢中になって掘り進めてみた。
するとそこには立て札に書いてある通りにトランペットが。
僕はそのトランペットを試しに吹いてみた。
「ぷぅ〜ん」
僕は自分の目を疑った。トランペットの先から得体のしれないものが膨らんだのだ。
(むむ、これはガムだ!)
薄いピンク色の甘い匂いのガム。そのガムがトランペットの先の穴に張り付いていたのだ。
ガムは、どんどん膨らんでいく。僕は、とうとう宙に浮き出してしまった。
上昇する僕とガムとトランペット。
僕は落ちないようにガムトランペットに両手でしがみつく。
僕はこのままどこに行くのだろうか。
決定していることが一つだけある。
ガムが萎んだり、割れたりしたら確実に僕は死ぬ。
遅かれ早かれ、僕は絶対に死ぬ。
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