2011年8月31日水曜日

僕とガムとトランペット

窓から見えるアンテナが矢印に見える。

どうも気になったので矢印の方角に進んでみると、そこには1本の木と立て札があった。

立て札には「↓伝説のトランペット」と書いてある。

僕は夢中になって掘り進めてみた。

するとそこには立て札に書いてある通りにトランペットが。

僕はそのトランペットを試しに吹いてみた。

「ぷぅ〜ん」

僕は自分の目を疑った。トランペットの先から得体のしれないものが膨らんだのだ。

(むむ、これはガムだ!)

薄いピンク色の甘い匂いのガム。そのガムがトランペットの先の穴に張り付いていたのだ。

ガムは、どんどん膨らんでいく。僕は、とうとう宙に浮き出してしまった。

上昇する僕とガムとトランペット。

僕は落ちないようにガムトランペットに両手でしがみつく。

僕はこのままどこに行くのだろうか。

決定していることが一つだけある。

ガムが萎んだり、割れたりしたら確実に僕は死ぬ。

遅かれ早かれ、僕は絶対に死ぬ。

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