ズボンの腰の辺りに黄色いシミをつけたおばさんがいた。
商店街をビニール袋片手に歩いている。
あのシミは一体なんなのか。
しばらくすると、黄色いシミをつけたおばさんは婦人服の売っているお店で立ち止まった。
そして、花柄のカーディガンを手に取り、鏡の前でサイズを確認している。
上半身のオシャレは後回しだ!
私はズボン見ろ!ズボン買え!と心の中で強く連呼する。
そんな私の魂の叫びを黄色いシミのついたおばさんは無視。
はっ!まさか黄色いシミはデザイン!?そんな馬鹿なと思い、私は、おばさんの腰を凝視する。
腕組みをして、少し離れた距離から、おばさんの腰を凝視する。
そして、ふと思う。
休日の昼間っから私は何をしているのだろうと。
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