僕の大好きな君はさっきから、そうしてる。
僕が何も言わないのは君が怒るから。
だって、
「ねぇ、いい加減パンスト、モッコリさせるのやめたら?」
と僕が聞いたら君は。
「オメエにナニがわかるんだコラ。クタバレ腐れニート。」
なんてことを言うだろ?
だから僕は何も言わないんだ。
パンストをモッコリさせている君はお皿を洗って鼻歌交じり。
後ろ姿は、まるで珍獣。
しばらく眺めていると君はお皿を洗いながら宙に浮きだした。
骨盤が円盤みたいになっているからかなぁ。
UFOみたいに、どこかに飛んでかないでよね。
君がパンストをモッコリさせても僕は何も言わないからさ。
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