寺の住職に相談する目の不自由な女性と家族。
うんにゃむんにゃぁと経を唱える住職。
「はい、それでは窓の外を覗いてごらんなさい。」
「わかりました。」
タタタッ
「見えません。」
「そうですか、それでは、もう一度。」
「うんにゃむんにゃぁ。はい、どうぞ窓の外に。」
「はい。」
タタタッ
「すいません、見えません。」
「それではもう一度。」
「うんにゃむんにゃぁ。どうぞ窓へ。」
「はい。」
タタタッ
「すいません、見えません。」
「え?嘘でしょ?マジ?なんで?見えるっしょ?見えるって言うとこでしょ。なに正直言っちゃってんの?マジ無理。やりたくないわ〜。やりづらいわ〜。絡みづらいわぁ。空気読んでさ、見えてきましたとか言やぁいいじゃん。なんなの?本当もう無理だわ。帰って…ていうか帰って!はやく帰れぇええ!!」
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