私は今、カモに乗り冒険に出ている。
問題はカモが小さ過ぎて膝から下が水に浸かっていることとカモへの重量オーバーぐらいだ。
そしてもうそろそろ沈んでしまうと予想される夕刻時。
ほら、沈んでいるでしょう?
カモは風呂に浮かべたビニール人形みたいにスポンと何処かへ知らぬ顔スイスイ。
私は沈む、沈む、沈む。
背中が川底にソフトタッチ、この時点で私の死はジャグラーのGOGOランプ。
さてどうしよう、というよりも先ほど心臓が停止しました。
友人たちに息巻いて「普通にイカダで冒険とかありがちじゃ〜ん。どうせならカモ乗った方がウケるっしょ〜」と言ったのが運の尽きだったようです。
あれ?ちょっと待てよ。なんか眩しい。あれあれ〜?分娩台?分娩室?看護婦さん?産婦人科?お父さん?お母さん?へその緒?
オギャーオギャーオギャー(苦しい、苦しい、苦しい)
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