2011年7月29日金曜日

ギターを弾けない僕がライブハウスでライブした

ギターも何も弾けない僕がギター1本でライブしました。

ライブハウスは超満員。

僕、登場。

会場、拍手喝采。

僕:「えー、本日はお忙しい中、お集まり頂き、大変有難う御座います。」

会場、大興奮。

僕:「それでは1曲目、聞いてください。『何もそんなに怒らなくても』」

会場、ウェーブ。

僕:「帽子うぉー、斜めにかぶってぇー、夜なのにサングラスしてぇー、重そうな鎖うぉー、首からぶら下げてるぅー、人とうぉー、駅の階段手前でうぇー、ぶつかったぁー、その人うぁー、僕に言ったぁー、イテェなこのヤロー殺すぞってうぇー、何もそんなに怒らなくてもうぉー、何もそんなに怒らなくてもうぉー!」

ギター(ジャラーン、ジャーン、ジャーン、ジャジャジャーン)

会場、どよめき。

僕:「ありがトマトジュース!!」

会場、失神者続出。

2011年7月28日木曜日

な?

今、並んでいる小便器の中にハズレが混ざっています。

ハズレの小便器にオシッコをすると、そのオシッコが自分の側頭部にかかります。

いや、かかるというよりも貫くと言ったほうが正しいかもしれません。

オシッコが側頭部を貫きます。

あなたの目玉はゴロンと上を向いて戻ってこれません。

臆病にオシッコをするがいいさ。

な?

2011年7月26日火曜日

今日のモヒカン

「どっちに入ってるでしょうか?」

僕はモヒカン男に両手を差し出され、質問された。

しかし右手の隙間からレゴブロックがはみ出ているため、どちらの手に入っているかは歴然だ。

「右手。」

僕は答える。

「正解。」

モヒカン男も答える。

「どっちに入ってるでしょうか?」

モヒカン男はつづけて両手を差し出した。

今度は手のひらを見せてきた。

すなわち全部見えている状態だ。

同じく右手の上にレゴブロックを乗せている。

クイズにする意味があるのだろうか。

「はっ!」

僕は気付く。

これはまさか見えてる優しさ?

見えない優しさが重宝される昨今、あえて見えてる優しさを表現しようとは…。

今日のモヒカンは少し長く見えてしまった。

2011年7月25日月曜日

おじさんの憂鬱は僕の憂鬱で

三次元で肩甲骨を肘でぐりぐりされた。

クールビーザーのおじさんが肘を僕の肩に押し付けてくる。

おじさんはすいませんばっかり言うんだけど、肘ぐりぐりをやめる気配はない。

僕:「んなっ!ちょっ!おじさんっ!肩に肘がめり込んでるって!」

おじさん:「すいません、ほんっとすいません!」

僕の肩甲骨におじさんの肘がめり込んでいく。

いや、じゅぽじゅぽ入っていく。

とうとう僕とおじさんは一つになった。

僕がおじさんで、おじさんが僕で。

おじさんのスーツは僕のスーツで。

おじさんの憂鬱は僕の憂鬱で。

2011年7月20日水曜日

最近コンビニで働き出しました。

最近コンビニで働き出しました。

家の近くのコンビニです。

コンビニで働くと、色んなお客さんと接する事ができて楽しいです。

しかし、その反面、モラルの低下したお客さんが多くて、すごく嫌な気持ちになります。

お金を投げるように置いていく人や、

携帯で喋りながらお会計してくる人や、

イヤホンで音楽を聴きながらお会計してくる人や、

なぜかイライラしてる人や、

お札を正方形に折りたたんでくる人や、

初対面なのにタメ口きいてくる人や、

お会計してる間に買った味噌汁やカップラーメンをレジでつくってる人や、

我先にとレジに走ったり、割り込む人や、

声が小さくて聞き直したら睨みつける人や、

商品を落としたのに戻さない人や、

牛乳やパンやおにぎりを並べてある後ろからとる人や、

立ち読みして雑誌を元にあるところに戻さない人や、

店のトイレを自分家のトイレのようになんの断りもなく入っていく人や、

トイレを汚してそのままの人や、

全部の商品を袋に入れてから袋いらないですっていう人や、

タバコを省略して言ってくる人や、

物凄く細かい小銭を沢山払ってくる人や、

お箸やスプーン、フォークなどを必要以上に持っていく人や、

ゴムやヒモで縛っている雑誌のヒモを外して読んでいる人…etc。

このようなお客さん達を見ると、嫌な気持ちになったり、残念な気持ちになります。

しかし、コンビニの店員の中にも、ちゃんとしてない人がいることも事実です。

僕もまだまだ全然ちゃんと出来ていません。

みんなで気持ちよく利用できるようにお互いが協力しましょう。

コンビニの店員はロボットやマネキンではありません人間です。

ミスをすることもあります。もっとやさしく寛大に。



そして、4歳か5歳ぐらいの子供がおつかいか何かで買い物に来るときに

レジでお会計する際、がっつり敬語で対応していいのかどうか悩んでいます。

2011年7月18日月曜日

ライダースで原付

オレはライダースジャケットを。

イカしてるぜ。

洗面台で顔を洗う。

ライダースジャケットを一旦、脱いで洗う。

貧弱な身体をライダースジャケットがディフェンダー。

そしてドアを蹴り飛ばす。

ドアは向かいのジイサンバアサンの平屋に突き刺さる。

関係ないさ。

唾を吐いて、煙草をふかす。

真っ赤な色した原付にキーをぶち込んでエンジンをかける。

またがるオレはまるで悪魔。

みんながオレをジロジロ、チラチラ。

途中で可愛い天使を乗せよとしたが、二人乗りには、ちと狭い。

あばよ。

自然に溶け込む

わたくし、いま、自然に溶け込んでおります。

わたくしなるものを打ち消し、自然に身体をゆらめかせるのです。

ほーら。

ほーら。

混ざり合ってきたでしょうに。

皮膚とその先にある草や木や葉と融合させるのです。

表面を気化させるのです。

とろとろとろとろぉ~。

ほ…ら…

ほ……

いいし。

月に行けなくてもいいし。
ロケットに乗れなくてもいいし。
大声で笑ってもいいし。
弱くなくてもいいし。
新しくなくてもいいし。
科学を信じなくてもいいし。
わざとらしくてもいいし。
口が悪くてもいい。

唯一じゃなくてもいいし。
天変地異が起こってもいいし。
ドラッグが蔓延してもいい。

価値がなくてもいいし。
意見が変わってもいいし。
平和じゃなくてもいいし。
左の薬指がなくてもいい。

わたし、ぼく、俺、自分。
君がいなきゃ嫌だという、そんなものでいい。
なんていうのはウソでもいい。

2011年7月17日日曜日

スキンヘッド

まずハサミで長い髪を切る。耳の横は丁寧に優しく。生まれたばかりの赤ちゃんを抱くように。

後ろの髪は手鏡を片手に切る。古代ローマの戦士みたいだ。

そしてジレットヒュージョン5枚刃で剃りこむ。しかしすぐ髪が刃に詰まる。でもがんばる。

1時間ほど剃りこみ、スキンヘッドになってみた。

ヒゲは剃らずに残したまんまにしていたので武藤敬司の風貌。

期待と不安で胸がいっぱい。髪の毛を洗い流しコンビニへ。

街を歩いている人たちが怖い。

コンビニに行く時は帽子をかぶってしまった。

勇猛果敢なローマの戦士たちに笑われているだろう。



情けない自分にシャイニングウィザード!!

まゆ毛

先日、眉毛を全部抜いてしまった。

なぜそんなことをしたのか、未だにわからない。

午前4時、ピンセットを片手に3本ぐらいづつ一気に抜き始める。痛い。

痛みに耐えながら抜いていくと、だんだん気持ちよくなってくる。快感。

途中、室町時代にタイムスリップ。

すべての作業が終わり、眠りにつく。



起きて顔を洗いに洗面台へ。

そうだ、まゆ毛ないんだった。

激しい後悔の波が襲ってきた。やらなければよかった。

外、歩けないじゃん。

すぐさま地元の後輩に電話し、薬局で毛生え薬を買ってきてもらうことに。

ミクロゲンパスタという薬を買ってきてもらった。

クリーム状の塗り薬で、男性ホルモンが主成分なのだそうだ。

即効性は無く、約1ヶ月ほどで発毛する。

後輩がこの薬を買う時に薬局の店員から

「説明書を読んでから、気をつけて使用してください」と言われたらしい。

ちょっとドキドキしながら説明書の通り、小豆粒くらいのクリームをまゆ毛があった辺りにすり込む。

眉間に塗ったらまゆ毛つながるのかな。

そう思ったけど塗って生えてきたら後悔しそうだから、やめておいた。



スキンヘッドにまゆ無し、犯罪者みたいな顔になってしまった。

お母さんごめんなさい。

アピール

帽子無しでコンビニに行った。

マユなしスキンヘッドのボクにとって、帽子をかぶらないという事はすっ裸で出かけるのと同じだ。

しかも極悪人みたいな面構え。

体中の勇気を振り絞り、いざコンビニへ。



玄関を出たら、いきなり警察官が巡回している。現場に緊張が走る。

しかし警察官は素通り。あぶなかった。



街中を歩いていると心なしか、みんな目をそらしているような気がした。

これじゃイカンと思い、ポイ捨てされたゴミやタバコを拾った。善人アピール。



そしてコンビニに到着。野菜ジュースを片手にレジへ。

品物を渡してもらうときに少し小さな声で「ありがとうございます」って言った。善人アピール。



最後に近所にいる野良猫をなでてあげた。善人アピール。

猫にしつけをするというのは大変大変です。

疲れて寝込んでしまいました。

寝込みを襲われたらたいへんです。

寝言は言わないように。

でも根っこは大切に。

キス

もうこんな時間だぜ。

緊張しすぎて寝れなかったぜ。

あと1時間もすれば撮影が始まるぜ。

俺でよかったのかな。

ほんとによかったのかな。

でもやるしかないんだよな。

ぼくも男だもんな。

2011年7月15日金曜日

膝枕

今、私は見知らぬ人を膝枕している。

電車の座席の一番端に座り、私は売店で購入した雑誌を開いた。

私の隣には30代ぐらいのメガネを掛けた男性が座っている。

男性は酔っているせいか、フラフラしていて、今にも倒れ込みそうだ。

私は隣の男性を警戒しながらも、雑誌に集中することにした。

雑誌を読みはじめて数分後、突然ドスンと肩に重みを感じた。

驚いた私がチラリと横目で確認すると隣の男性が私の肩に寄りかかっているではないか。

なんだこれは?

私は見知らぬ男性を肩で寝かせている。

まるで恋人みたいだ。

なんて悠長なことを言ってる場合ではない。

すかさず私は肩をぐるぐるまわし、男性を起こす作戦にでた。

男性が起きたときに気を悪くしない程度に優しくぐるぐるする。

すると、眠っている男性の側頭部がズルズルと滑り落ちていくではありませんか。

男性の側頭部が私の上腕部、胸部を滑り落ち、太もも辺りで停止する。

最悪の状況だ。作戦が裏目に出た。

まさに膝枕の格好である。

なんということだ。まるで人前でイチャイチャするカップルみたいじゃないか。

だが、幸いにも私たちが乗っている車両は乗客がまばらで、私たちを見ている者は誰もいない。

しかし、男性同士の膝枕というのはどうも見栄えが悪い。

私は一念発起し、男性を膝でカクカクして起こす作戦にでた。

貧乏揺すりの要領で膝をカクカクする。

男性の頭は上下運動を繰り返すが、起きる様子はない。

私は構わず膝をカクカクする。

上下運動を繰り返す男性の頭。まるで起きない。

私は、なんで見知らぬ男性の頭をカクカクしているのだろうか。

なんで男性は起きないのだろうか。

様々な疑問が脳内をダッシュした結果、私はこの状況を受け入れることにした。

他人の目なんか気にしない。

他人の評価がなんだっていうんだ。

そして私はこの男性を愛しているのだと思い込むことにした。

そう思うと、だんだんと男性の寝顔、メガネまでもが愛おしく思え、膝枕をしていることが何ものにも変えがたい幸福なことだと感じるようになった。

そう、私はいま、幸せの中に生きている。

センチメン太郎

友人の結婚式でセンチメン太郎と同じ席に座らされる。

「お前は足踏みしてるぐらいが丁度いいんじゃないか。」

センチメン太郎の言葉に
僕は声を枯らして泣いたんだ。

その後に僕は新郎新婦の前でネクタイを切って、ローリングして踏み潰し、ニヤリと笑って中指を立てたというお話しです。

2011年7月12日火曜日

ヂョッキン

蚊に刺されたの?って聞きました。

そしたら「ヂョッキンって?」って聞き返されました。

カニと蚊にを間違えている様です。

毛先が1本だけ長い歯ブラシを買いました。

ハサミでヂョッキンって切りました。

天使のようなオカッパの娘が悪魔みたいな笑い方をしていました。

天使も悪魔も見たことありませんが。

そのオカッパも母上にヂョッキンって切られた様なのです。

かわいそだね。

2011年7月10日日曜日

俺は用務員だ。

大学の用務員だ。

フケがすごいんだ。

風呂に入ってないからだ。

毎日ゼリーを食べるんだ。

お昼ごはんは牛丼だ。

紅しょうがの味しかしないんだ。

両親は田舎に帰ってこいってうるさいんだ。

毎朝5時には起きるんだ。

休日はずっとパソコンだ。

ワッフルが大好きだ。

子供も大好きだ。

だ。

んだ。

エアコン

悲しいことが嫌いで、いつもいつも笑っている。

悲しいって思ったことがないから。

あれ?なんで泣いてるの?

わかんないです。

楽しければいいの?

馬鹿っぽくて嫌だな。

ストレスでちっちゃくなっちゃうよ。

エアコンの風を浴びて、あたたかい布団に包まりながら涙を流す。

インターネットのコメント欄に喜怒哀楽の全てをぶち込み、満足顔で反応をみたり、下腹部に痛みを感じたり。

結局、他人の事を考えている。

それでも人々はそこを黙認しているらしい。

騙すことは罪だと。

当たり前だと。

カタチを表現しなければ何も考えていないのと一緒なんだと。

伝わってもないのに?

しょうもない。

は?感動?

間抜け!気付け!

頼むから笑わせないでくれ!

こっちは悲しみを共有したいんだから!

って言っても無視

深い浅いじゃなくて、考え方が違うだけなんじゃないかなーって言っても無視。

卵を温めて優しくアホになるのです。

ダイヤル式の金庫に大事に保管されている一人息子。

お母さん!息子さん、生き苦しそうですよ!

って言っても無視。

知らぬ間に生きていたのに、なんで死ぬことに恐怖しなければならないのでしょうか?

なんで死ななければならないのでせうか?

鼻が詰まってよくわかりません。

って言っても無視。

父と子

父親が死んで一年が経ちました。

家の中にいる身知らぬ人は誰ですか?

いつのまにか家族になっていたみたいです。

母親がなにやら必死です。

僕はポカ〜ンと口を開けヨダレを垂らしています。

身知らぬ人もヨダレを垂らしています。

不思議なものですね。

何も感じなくなってしまいました。

慣れってことですかね?

コイツ誰ですか?

コイツダレデスカ?

鯉釣れてますか?

あ、父親ですか。

そうですか。

えぇ、僕も

ウィンカーの音、タイヤの擦れる音。

ブレーキ音にクラクション。

エンジン音の大合唱。

うるせーから静かにしてくれ。

っていう僕の声は排気ガスに掻き消され、天まで昇って雨になる。

人は星を見なくなったらしいですよ。

えぇ、僕も。

死んだ後のこと

あれ?どこだ?

俺は死んだのか?

棺桶の中?

動けねー。

あ、誰か来た。

うわっ、泣いてるよ。

泣き顔汚ねぇー。

花入れるの?

え?この中に?

大きくない?

大きくないっ!?

邪魔だよ。

かさばるなぁ。

あれ?コイツ誰だっけ?

思い出せねぇー。

見たことあるんだけど名前なんだっけ?

おい!お前アホか!なんで棺桶にプリン入れてんだよ!

プリン好きって言った事ねぇよ!

これ何?

ぬいぐるみ?

このぬいぐるみ気持ち悪いぞ!

目玉でかっ!

気持ち悪っ!

おいっ!蓋閉めんな!

おいっ!

おーい!

うわぁー!!

パタン…。

高齢化社会

むかし、むかし、あるところに

おじいさんとおじいさんとおじいさんとおじいさんとおじいさんとおじいさんとおじいさんとおじいさんとおじいさんとおじいさんとおじいさんとおじいさんとおじいさんとおじいさんとおじいさんとおじいさんとおじいさんとおじいさんとおじいさんとおじいさんとおじいさんとおじいさんとおじいさんとおじいさんとおじいさんとおじいさんと

おばあさんとおばあさんとおばあさんとおばあさんとおばあさんとおばあさんとおばあさんとおばあさんとおばあさんとおばあさんとおばあさんとおばあさんとおばあさんとおばあさんとおばあさんとおばあさんとおばあさんとおばあさんとおばあさんとおばあさんとおばあさんとおばあさんとおばあさんとおばあさんとおばあさんとおばあさんが

いました。

縦横30cmの箱

パラパラと雨が降っている

駅のロータリー

縦横30cmの箱に乗る僕

30m向かいには縦横30cmの箱に乗る君

僕の隣にはランドセルを背負った女の子が傘をさしている

僕は、こう叫ぶ

「亡命しよーよー!!」って

すると君は

「パパがダメだってー!!」って叫び返す

そして、ランドセルを背負った女の子は僕に

「きっとニコチン酸アミドが足りないんだよ…」と、つぶやく

その瞬間、縦横30cmの箱が黒くて大きな魔物になって、僕とランドセルを背負った女の子を飲み込む

飲み込まれる瞬間、君が笑っている様に僕には見えたんだ

あさり

あなたの食べてるあさりになりたい。

私はあさりになって、あなたの奥歯でグチャグチャにされたい。

食道を通り、胃の中に入りたい。

そして胃液で溶かされ、栄養分のカスになりたい。

あなたの生命が維持するように私の命を捧げたい。

山道

山道を歩く。 渓谷。

切り取られた岩肌。 ここで人が死に人が生きる。

薄暗いトンネル。 一体、どれだけの人が勝手に魅せられたのだろうか。

森のカフェ。 僕はいろいろな事を躊躇している自分に気が付いた。

ニワトリの鳴き声。 息を吸い込む。

岩が落ちて。 人がいることに安心してしまった。

哀れ

街で演奏する見知らぬミュージシャンに励まされることもある

雑誌の中の些細な文章に勇気をもらえることもある

他人の言葉に胸を打つときもある

何が言いたいかっていうと

出来もしないのに批判ばっかするなってこと

こんな哀れなことないよ

行動せよ!

人生に意味はない。

しかし言葉には意味がある。

他人にわがままになるな。

自分にわがままであれ。

人に影響されるだけの人生なんてくそくらえだ。

与えられるだけの人生なんてくそったれだ。

僕は自分自身を二ュルっと表現したいだけ。

カッコつけてるよ。悪い?

くだらないと一言で片付ける奴なんかに足を引っ張られたくないだけなんです。

行動せよ!行動せよ!行動せよ!常に!

何もしてない奴が闘っている人を馬鹿にすんな!

テレビばっか見てろ!

マカロニ

三角コーナーにマカロニ

正にマ・カロニ!!

鼻から心が飛び出たよ

マカロニの穴に心を詰めこんだ

そのままパクッと食べたんだ

それでも心はスッカスカ

まるでマカロニみたいだね

内股のブツブツ

内股にブツブツが大量にできました。

気味が悪いぐらいです。

君が悪いって言われるかもしれません。

目玉焼きを作ったら、黄身が悪いって怒られました。

でもそんなのきみしません。

夢の中で木見 金治郎(きみ きんじろう)九段に出会いました。

「お前の人生はもう詰んでるよ。」

木見九段は僕に人生という将棋を指しながら言いました。

僕は頓死したみたいです。

歩と香車、どちらがいいかわからないけど、常に選択するのは自分なんだ。

よーし僕は軟膏を内股に塗ろう。

子供の頃の体みたいにツルツルに戻そう。

これがほんとのたまご肌。

あぁ苦し。

今から宝くじが当たったという嘘をつきます

まじでっ!? え? 嘘でしょっ!?

え? 1等? これ本当?

まじでっ!? やった… やったぁっ!!

ええっ!? 3000円分しか買ってないのに!?

まじかよ!? えぇー!?

ほんとだよ! だって番号合ってるもん さっきから何回も見直してるもん

これ誰かに言ったほうがいいのか? とりあえず親か?

まじかー! とりあえず何か買おうかなぁ なんか欲しいもんあったか?

うっわ、今欲しいものデジカメしかねぇーよ

買おうかな? 余るなー だいぶ余るなぁ 靴下も欲しいなぁ 安いなぁ

とりあえず飯食いにいくか。 誰か飯食いに行くヤツいるかな おごってやろうかな

でも、ここで変におごったりしたら気付かれるかな?

うっわ、嬉しー ここか分岐点!

ビル買っちゃうか!? 不動産いいなあ!

広がるなぁー ブルーレイいっちゃう? 仕事辞めちゃう?

慈善団体から電話とか、くんのかなぁ

まじで!? はぁー、人生なに起こるかわかんねぇー

これもう、なんもしなくていいじゃん

ひゃー ぴゃー

おいおいどうしよ!? 資産運用か? 悩むわぁ

俺の顔ニヤけてないかなぁ? でもいきなり高い服とか着だしたら絶対気付かれるんだろなー

とりあえず、髪切ろう

えぇ!? ぴゃー 当たるもんだねー

一生ないと思ってたけどなぁ これかー

嬉しすぎてなんにも考えられないわ!

1等!?

もっかい番号見てみようかな?

これで実は当たってなかったらどうしよー

うっわ、当たってるわー

1等だわー 幸せだわー

何回見ても番号ピタリだわー

へぇー はぁー

まじかー 嘘みてぇだなー

眼鏡が片方曇ろうとも

冬空の下、吐く息で眼鏡が片方曇ろうとも、私は妻や子供達の為に戦う。

私はサラリーマン。

会社の為に遮二無二働いてきた。

私より年下の上司に頭を下げ続ける毎日。

蝿のように手を擦り合わせる毎日。

それでも私は戦い続ける。

それが私の人生であり、道なのだ。

どんなに格好悪くとも、どんなに無様であっても、どんなに人に笑われていようとも、私は私の人生を誇りに思っているし、私は私の一つしかない人生を謳歌していると自負している。

眼鏡が片方曇っていても、それが私の人生なのだ。

眼鏡が片方曇っていても、それが私なのだ。

眼鏡が片方曇っていても、私の心は曇ってなどいないのだ。

眼鏡が片方曇っていない私など、私ではないのだ。

生きることにしました

生きててもいいことないので

生きることにしました

生きてても意味ないので

生きることにしました

生きててもツラいだけなので

生きることにしました

物心ついたときから生きていたので

生きることにしました

息吸ってるので

生きることにしました

素晴らしいこの世界に

生きることにしました

みんな生きているので

生きることにしました

生きているので

生きることにしました

死にたくなったとしても

生きることにしました

僕は全然だいじょぶなのだ

ママが思っているよりも

ママがどこにいても

ママが誰を好きでも

ママがわかんなくても

ママのいうことがころころ変わっても

ママが思い悩んでも

ママがそっけなくても

ママが誰かに嫌われても

ママが道をはずれても

僕は全然だいじょぶなのだ

レッツパンクロック

黒豚は黒豚らしく地べたを這いずり回り家畜の餌を食べな。

そして人間だった頃を懐かしみながら生まれ変わったら人間になりたいと願ってワラの上で星を眺めながら眠りな。

レッツパンクロック。

俺は今バスに乗っているんだ。

希望という名のバスにな。

行き先は夢という名の停車場さ。

レッツパンクロック。

何故ベイビーをベイベーって言うかって?

それがロックだろうが。

レッツパンクロック。

例えばの話、逃げたって構わねぇんだよ。

ただ逃げた後は必ず闘うんだ。

逃げっぱなしは性に合わねぇからな。

レッツパンクロック。

しがないタクシードライバーが言うんだ。

昔は、よくヤンチャをしたとか、無茶をしたとか。

そんなの俺は認めねぇ。

俺は今でもヤンチャだぜ。

レッツパンクロック。

世界中の人間が東へ向かうんだったら、俺は西へ向かってやる。

レッツパンクロック。

てっぺんからの眺めはどうだい?お偉いさんよ。

レッツパンクロック。

俺はラーメン屋に入ったら、ラーメンは頼まねぇ。

レッツパンクロック。

酒を飲んでるんじゃない。

アルコールで喉を消毒しているんだ。

レッツパンクロック。

一人称

こちらが低い声で言ってた。

俺様は……だ。

妾は言ってる意味が分からないフリをした。

本当は小生でも気付いているさ。

オラはワザとらしいことはしたくないだけだすよ。

ワシの勇気がないからだろう?

いや違う。僕ちんの言葉が出てこないだけだ。

私に言葉が無いからだろう?

本人の先には無数の本人。

ワイは、ただ爪が伸びるだけ。あくびをするだけ。唾液がでるだけ。

これは罪悪感ですか?

それにも気付いているんだろうが!

僕っちは自分じゃない。まるでスライムのようだね。

わだすがな。

そのスライムがアタイには不愉快なんだ。

じゃあ、一体どうすりゃいいのさ!?

全てが凸凹じゃないんだぜ?

わかってるよ。

わかってないですよ。だから自分本位なんですよ。

フリしてりゃいーんだよ。ゴーイングマイウェイだっつーの。

アホっぽいなー。

若いっていいなぁとか、まだまだ若いんだからとか。ビール片手に溜め息まじりで。

酒臭い息で勉強してりゃよかったよって。

軽い。薄い。柔らかい。

あちきは、そういう風に思ってる。

いや思われてるってうちが言ってた。

いやおいどんが。

俺っちが肩を組んで赤い絨毯の上を行進する。

余はそれを不愉快だと感じながらも、羨ましいと感じながらも、どっちでもいいと感じながらも。

全部が全部、真似しなくていいんだぜ!

僕は俺だもんね!

そうかもね!

キャモ〜ン!って拙者が甲高い声で言ってたよ!

それでもオイラは行かなかったんだ!

ぷりぷりぶりぶりかーかーかー

おしりをぷりぷり振りながら散歩した。

あまりにもぷりぷりしてるので野良猫たちもビックリした顔で、こちょこちょばなし。

今日のところはおおめにみてよ。

公園のパンダも

「機嫌がいいようだねぇ~」

なんて言い出す始末。

間違えてコーヒーのブラックを買ってしまったよ。

まっず~

そのうち一人の子供が近づいてきて

「お空がお月様を忘れていっちゃったんだよ…」

なんて指差しながら言うもんだから、僕は悲しい気持ちになったんだ。

カラスも夕日を浴びてゴスペルしてる。

かーかーかーかー

おばあちゃんを世話してるポメラニアン。

あたいの便器は地球だいっ!

ぶりぶりぶりー!

くぅ~、なんてカッチョいいんだ。

帰りはもっとぷりぷりして帰るぞー!

ビニール袋のパタパタ

夜の海、一人で体育座りをしていた。

なにも考えることなく、暗い海をただただ眺めていた。

目を細め、唇を噛み締め、ときどき鼻をすすりながら。

お尻の下には汚れないようにコンビニのビニール袋を敷いた。

誰もいない浜辺。

波打つ音と風の音。

ビニール袋のパタパタ。

暗くて寒くて眠たくて。

月を見ようと上見たら、雲が多くて見えないし。

ビニール袋で首絞める。

首絞める。

2011年7月9日土曜日

ふんわりボーイに憧れる

ふんわりしたい

ふんわり、ほわほわ、ほっかほかのふっわふわ

タバコのけむりに乗って雲までいってのんびりしたい

もうだれにも何も言われず

ゆっくりゆらゆら浮遊していたい

あっちにいったり、こっちにいったり

どこでも自由自在に

時間なんて気にしないで

好きなことしてだれにも邪魔されないで

あーなんだか下は大変だなぁ

とか言っちゃったり、ふむふむ

少年とか青春とか人間とか動物とか人生とか感情とか心とか幸福とか恋とか愛とか戦争とか平和とか哲学とか宗教とか差別とかテロとか自然災害とか異常気象とか知恵とか未来とか宇宙人とか天国とか死とか生とか無とか魂とか想像とか現実とか

ふわふわ、ふむふむ

あったかいなぁ

ゆっくり、ゆっくり

ともだちも、かわいいあの娘も、家族も

たまには呼んであげようかな

こっちはいいぞーって

疲れたらおいでやすみたいな

なにも考えずだらだらだらだらだらだら

近所の猫もつれてって

猫じゃらしでニャオーん

ふんわり、ふんわる、ふんわれろ

どうでもいいーんだにゃー

退屈しのぎだにゃー

ふむふむ、ふむふむ、ムフフフ

ふんわりボーイ

ふんわり ふんわる ふんわれろ

ふわふわ お昼寝 いい気持ち

雲のおふとん あったかい

ふんわり ふんわる ふんわれろ

空から下みりゃ みな同じ

ふんわり ふんわる ふんわれろ

今日も 明日も 明後日も

ふわふわ ふんわり ふわるんるん

「おい、じいさん足が逆になってるよ」

たしかに足首は逆になっている。

「歩きにくくないのか?」

歩きにくいに決まってるじゃないか。

「そんな足にしなければいいんだよ」

好きでやっている。

「不都合は?」

歩きにくいぐらい。

「だからなんで?」

歩き疲れたからだ。

手紙

こんにちわ。

君にはじめて手紙を書きます。

とても辛いことがあったみたいですね。

海のたよりで知りました。

とても悲しかったでしょう。

誰にも言えずに一人でよくたえましたね。

きみは泣くことも弱音を吐くことも友達に打ち明けることもしませんでした。

立派なことだとおもいます。

でももう一人で抱え込まないで海へ遊びにでも来てください。

海の中ならいっぱい泣いても平気です。

涙を流してもわからないですから。

海の底のたこより。

バス

外は快晴。

僕はバスに乗りこむ。

一番後ろの右側の席に座り、イヤホンを耳に音楽を再生。

ビートルズのオクトパスガーデンを聴こう。

僕は窓の外を眺めながら、なんだか満たされた気分になる。

それは涙が出るほどでもないし、自然と笑顔になるほどでもない。

ましてや幸せってヤツでもない。

バスはノロノロ目的地を目指す。

僕がバスから降りようとするとバスの運転手が

「今日はどちらまで?」

なんて聞くもんだから僕はこう答えたんだ。

「ちょっと海の底まで」

おすもうさんへ

おすもうさんはつよくてでっかいのでだいすきです

ぼくもおとなになったらおすもうさんになりたいです

ままもおすもうさんになりなさいっていいました

もうたべれないのにくちにいっぱいいれられます

げーげーしながらたべます。

おすもうさんになったらままをやっつけたいです

2011年7月1日金曜日

腰を回してる場合じゃない

化粧台の前で両手を広げ、中腰になり、表情は、やわらかく豊かに。

そして腰をまわしてごらん!

愉快だ!愉快だ!ヌッハッハ!

もっと速く!もっと鋭く!

もっと!もっとぉ!ヴォットゥボォーー!!


その後に、もう一度考えてごらん。

自分が過去に何をしたのか。

自分が今、何をしたらいいのか。

自分が将来、何をしたいのか。

腰を回してる場合じゃないでしょう?なにしてるんですか?

Johnny B. Good

パンツをはかずにズボンをはいて、チャックを開けて、チンコ出す。

チンコはベリーと名付けましょう。

チャック・ベリーのギターのようにチャックとベリーを掻き鳴らす。

Johnny B. Goodでございます。

ぶるん、ぶるん掻き鳴らすのです。

さぁ世界は待ってるぜ。

指で擦ってカスにしてパラパラって撒くのもいいかもしれない

浅く鼻を掻いてたら、鼻くそが引っ付いてきた。

人差し指に引っ付いてきた。

振り払っても取れやしない。

誰にも気づかれてはいけない。

指で丸めてしまおうか、指で弾いてしまおうか。

食べてしまうのもいいかもしれない。

指で擦ってカスにしてパラパラって撒くのもいいかもしれない。

結局、鼻の穴に戻しておいた。