この街の老人達は嘘をつく。
月給二万の時代に二百万円稼いでいたとか、東京で百本の指に入っていたとか、三億円事件の犯人を知っているとか。
なので、そんな老人達をプレス機にかけてペッタリ平たくしたあと、鉄板の上でジュージュー、カリッと焦げ目がつくぐらい焼いて新入社員に配り
「これ美味いっすね!なんですかコレ?」
「うん、それは老人焼きだ。」
「老人焼き?へぇ〜、初めて食べましたよ。最初は何だかジジくさいなぁなんて思ってたんすけど、クセになりますね。珍味、珍味!」
てな具合に配りたいという嘘をついてみました。
そしたら母親が嘘つきは地球の始まりなどという哲学チックなことをプレス機で押し付けてきたので、それを振り払おうとしたら、そのまま潰されて個性というものが無くなってただのプリンになりました。
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