2015年12月30日水曜日

望み

四畳半アパートの万年床で

自分流のダンス

いまはまだ

いまはまだ

望みは

てやんでい

酒飲みすぎてからだが動けなくても

疲れてへばってこころが動かないときも

傲慢すぎるほど思い描いて

騙し騙しで進んでちょ

空回り宙返り

こんがらがっちゃって

またまたおさらばしちゃいまして

どうにでもなれって思います

こういうこともあるもんさと

笑って済まそう笑って誤魔化そう

いつも通りのお日様が

おみゃーさんバカ言っちゃいけねぇよと背中あたりにバチっと1発気合いを注入

英語がしゃべれたら

いやリスニングだけでもいい

そんな具合で目がなくなってしまう


2015年12月28日月曜日

14分

水の音

カエルの鳴き声のノイズ

これは水の雄叫び

夏の気配が漂いながら

また音楽に帰着する

結局はなにも言ってないんじゃないか

結局はなにも言ってないんじゃないか

工事現場で鳴り響く音

光の螺旋、シンセサイザーの世界

豪華なダンスパーティーのようで

教会に通う日曜日の朝のようで

結局はなにも言ってないんじゃないか

結局はなにも言ってないんじゃないか

もう14分も経ってんのに

2015年12月27日日曜日

最後に笑うのは

ある日あの時あの場所で

世界が一瞬でも止まってみえたのは幻か

被害届けを提出したい気分だけどまたなんか言われそうだからまぁいいけどさ

ロクでもない奴らはロクでもなく集まって人をコケにして笑ってるバカにして笑ってる

ただただ眠りたい
ただただ眠りたい
ただただ眠りたい

冷ややかに人生を不真面目に生きとくれよ

最後に笑うのはどっちだ

ピンチ

もはや国籍を変えるしかねぇのか

ピンチ&ピンチの連続

渋柿食ってまぁまぁまぁ

このところ尿漏れパーリーナイトなのでガードとしてのブリーフ

ガード使えますか?

っておい!トイレにカードなんて差込めないじゃん!

ピンポンはぱん

ローリングストーンズ

スイスイこんな世の中

サンバの音で

スイスイ

2015年12月25日金曜日

悲しみはカレーライス

悲しみはカレーライスで吹き飛ばそう

よくいくカレー屋さん

辛いのは食べられないから豆のカレーを注文です

ジンジャーエールもご一緒に

外は曇り空

さっきごはん食べたばっかりだった

けども食がすすむすすむ

席に座って20分ほどで帰宅です

回転率が大切だからね

たまらないよ

え!

雨か!

傘忘れちゃったな

まーいーや

と外に出た途端に不思議と雨は上がった



2015年12月24日木曜日

ゴロゴロ

犬はいの一番にパンに挟まれ

夜更けのサラダ油と共に歪んで

話したいことがあるんや

って突っ立ったまま駆け寄ってけ

いまじゃなくて

もちろん飛び越していくならば

チンチロリンチンチロリン

キープタープタープ

父性とはなんぞや

頭文字はヒンドゥー教

ルクセンブルクから思い通りになるなら

道に寝転んだ薄汚いお餅より

とー

そぼろごはん食べたいなぁ

いっつもいっつもナパーム焼きそば

ゴロゴロぉおお

2015年12月23日水曜日

余白

民族衣装を着てる。

たからものを探しにいくのだ。

でもクリスマスだけど

形なるものにおける役割を果たし

鼻くそを丸めながら

それでもおいらはいくのだ。

ふわふわに飛んで

お化粧は薄めに

また今度会いたくなったら

ジョボジョボに

雨の中に望む歯磨き粉。

寒さは堪えるね。

なんじゃなんじゃと戯れるひよこを

タイミングを逃すと

太陽の手の下に

またいつか

大ボケと小ボケをリピートアフタヌーン。

少ないピンチも

セントラルパークにて

コチュジャンにて

野ばらを

朗らかな噂を

歪な地球よ

くちゃくちゃに噛むガム



道頓堀

余白

2015年12月22日火曜日

シャラシャラ〜

金髪のロン毛にしたらみんなびっくりしちゃうかなあ。

しちゃおっかなぁ。

ロン毛はちょっと気が遠くなるけど。

伸びてる最中ってちょっと気持ち悪くなっちゃうだろうけど。

あとトリートメントを塗り込んでサラサラというよりもシャラシャラにしたいぜよ。シャラシャラ〜。

あー、もつ鍋食いてぇーわぁ。

確認もせずに七味入れる奴らは全員一列に並んで1人ずつジャンプしながら地獄に堕ちろ!確認せぇやボケぇ!

というような怒りもシャラシャラ〜。

気にせず水洗便所もシャラシャラ〜。

2015年12月19日土曜日

「無」

「無」に限りなく近づく為にはどうしたらよいのかを友人に相談したところ「わたしの場合は通勤途中の電車内でiPodから般若心経を流してイヤホンできいていますよ」とのことだった。

自分はどうすれば「無」へ近づけるのか。

まずプレイステーション3の電源オン。サッカーのゲームスタート。テレビは消音ミュートビート。iPhoneからポッドキャスト起動。武田鉄矢の三枚下ろし爆音。どちらかに集中するわけでもない丁度いいバランス。ここだ。この、、なんだろう。こう、、、んだ、、、。

間。

そうかこうか。

2015年12月15日火曜日

そういったこと

わたしにも家族というものがいてね。

とへたり込んだおじさんがポロポロ泣きながらボロボロになりながら言ってるわけ。公園の公衆トイレの目の前の水飲み場のところで二十歳かそこらの若いニット帽被ってパーカー着てる2、3人のやつらがいて。夜暗いし寒いし電灯もなんか弱々しいし。でその若者チームのひとりがおじさんと同じ目線になるように座り込んだの。

だからどうした。

そういうこと言うの。対話する気ないのかよ。ガラガラ〜ってピシャって。そしたらおじさんもうダメだって顔になりかけそうでまだ助かる方法がありそうでなさそうでありそうな表情を見せたからどうしたんだろうって思ってたらおじさんそのまま眠っちゃったのか気を失っちゃったのかなんだろ、スイッチオフにしてやり過ごそうとしたのか、まぁでもお酒飲んでそうな顔つきだったし、結局なにがどうとかこのあとのこととか知らないってことはそういうことだったんだよね。

グミ

グミっていつ食べたらいいのかわからない。

タイミングがつかめない。

ふわわっと一息つける一時に。

食後。

お出かけ最中。デート前。

いや今だ。

ということで近所のコンビニでコーラのグミを購入。

ひと粒お口に放り込む。

噛む噛む噛む噛む噛む。ゴクリ。

マジわかんねぇ。

ごっくんするタイミングわかんねぇ。

いまのでよかったのか。

誰にも教えてもらってないし。

グミの正しい食べ方とかあるのか。

いーやいーや。

わかんねぇ。

2015年12月9日水曜日

マイクロフォン

僕は最近マイクロフォンと寝てる。

録音して聴くと鉄っぽい響きが嫌で全部ダメになったから。

だからマイクロフォンと寝てる。

最初は冷たかったけどなんかえらいもんでマイクロフォンが若干柔らかくなってる気がする。

ともに過ごす日々が我々の凸凹をピッタリと丁度いい具合に心地よいものにしてくれたんだね。

うたがきこえる。

いい声にきこえる。

ミスターフィンガー

ミスターフィンガーに言われた。

「オレのピアノさばきメッチャよくない?」

腕組みをしながら少し考えて

「メッチャいいよ」

と言ってやりましたよ。

そしたらミスターフィンガーが喜んで

「そしたらさ、そしたらさ、一緒にピアノ弾こうよ!練習しようよ!」

って顔をくちゃくちゃにして笑うから

「うん!一緒にピアノ弾こうよ!やろうよ!」

って言ってやりましたよ。

変な歌

変な歌を歌おう

ペラペラで ヘナチョコで

誰のこころにも届かない

誰のことも歌わない

低音とかももちろんいらない

かる〜い感じの

ふにゃふにゃ〜の

え、おわったの?

てな具合のはやさで

リピートする価値もなくて

一回こっきりの真実を

点と点をつなぎ合わせて線を作り

線と線をつなぎ合わせて面を作る

面と面を合わせちゃったりなんかしちゃってさ

不真面目で不愉快なさ

そんな歌を歌おうよ

変な歌を歌おうよ


ピチピチのレザーパンツ

僕はいま短いピチピチレザーパンツにハイヒールを履いた姿を全身がうつる大きな細長い鏡で確認してる。

これで街中を闊歩したら通行人に凝視されるか目を背けられるか注目されるか無視されるか晒されるかツイッターとか写メ撮られて最悪だけど最高だな。

先ずは駅のホームを練り歩こう。モデルウォークで車内アナウンス、ベルのBGM、雑踏、ざわめき、目を塞ぐ母親、ダライ・ラマみたいな修行僧。

ベクトルは違うけど、道を極めんとする心持ちは同じこと。

快速と準特急だったら快速の方が遅いからなおよろし。対面に座る前髪を斜めに流した男がこっちをジロジロと眺めてる。

もっとモッコリさせるようにカップはめてくりゃよかった。

そんなこと思いながら新宿を通過したんだ。

うぜー

綿棒を耳にグサグサ突っ込んで掻き回して血がダラダラ流れて声高に幸せだぁーっなんてのを叫んで一体その目に何が見えてんのよ。え?おい?どうすればいいんだとか打算もほどほどにたまにはこういう古臭い音楽もいいよねだってちがうだろ、ちがうでしょ?待ち合わせしてる恋人たちが円の中心にいるかどうかって勘違いをどうにかこうにか鉄筋or笹かまでぺちぺちとしちゃってさ交互にさ。うぜー。うぜー。あっそうだガラクタを引っ張り出してごちゃごちゃしてるからその中に何かがあれば現状が変わるかもっつって腹空かしたお姉さんにチョコ渡して自己肯定をしてるそんな、夜中にチャリンコを押しながらコンビニ前にいる酔っ払った学生たちの視界に入らず、気がつかれず、ただただチャリンコを押して乗ればいいのにそしたらスーッて移動できんのにそんなことも気がつかずにあえてそうしてんの。うぜー。うぜー。

オシャレカレー

近所のオシャレなカレー屋さんでアルバイトを始めた。

あまりにも仕事ができずに怒られる日々が続いたが何とか働いて美味しいカレーを作ることができるようになった気がするようでしない。

もうムリだ。やめたい。

なんて思いながら働いてるもんだからムリな話。

オレは作ったカレーの中に唾を吐きかけることにした。

ぺっぴゅっ。

客がオレの唾入りカレーを食って「超美味しい〜」などとほざいてる。

なんだこいつら。

あほくさ。

じっと時計を見ながら時間が過ぎるのを待っている。

2015年12月3日木曜日

ひと

ひとです

人間じゃないです

ひとなのです

よかったです

ひとなので

よくなかったです

ひとなので

なんのこたぁない

ふっつうのことなので

2015年11月11日水曜日

ヤピュンタ

髪の毛がほとんど無いのにカールを巻いているおばあさんを目撃した。

無理はしないほうがいい。

「そんなにカールを巻くと髪の毛が無くなってしまいますよ。」

とおばあさんに話しかけた。

おばあさんは一瞬怪訝そうな顔をみせたがすぐに表情は柔らかくなり

「こりゃカールとちがうだよ。ヤピュンタちゅう楽器だがぇ。」

と教えてくれた。

「へぇー。楽器なんですか。」

と僕が驚いているとおばあさんは頭に巻いてあるヤピュンタという楽器を鳴らし始めた。

ピョロピョロ〜

ピョロピョロ〜

透き通るような透明感のある音が鳴る。

「へぇー。いい音ですねー。」

「ええ音が鳴るじゃろ?じぶんで作ったんじゃで」

とニヤリと笑うおばあさん。

すごいなぁ〜と思いながら僕はおばあさんと別れてお弁当を買いに行った。

2015年10月25日日曜日

すれ違い

すれ違いざまにクサいと言われて睨まれた。

ママチャリに乗った女性。

知らない人なのに。

そのまま立ち止まり自分のニオイを嗅いでみる。

確かに少しクサい気がする。

でもあんまりそういうこと言わないで欲しい。

傷つく。

2015年10月23日金曜日

馬の脚

午前5時。

急に思い立って、邪魔だった馬の脚を捨てに行った。

両手で両脚持ってる。

なんだかスキープレイヤーみたいだけど不法投棄する予定。

御先祖様ごめんなさい。

暗闇を誰にも見つからないよう、ひたすら歩き続けて草むらを発見。

よしここにしようと両脚をぶん投げた瞬間に勢いあまって自分の両腕も飛ばしちゃった。

腕が千切れちゃった。

うわー。うわー。

2015年10月9日金曜日

お蕎麦屋さんへ行った

美味しいと評判のお蕎麦屋へ行った。

ひとくちすする。

うまいなぁ。

評判がいいのわかる。

麺にコシあり。

太さも均等。

わさびもよし。

食べ終わるのが勿体無いけれど完食。

お店にいる他のお客さんも満足して帰るはず。

お腹にもちょうどいい量だったし最高。

やっぱり値段はそこいらのお店よりもするけど、そりゃそうだ。美味しかった。

お金を支払い外へ出る。

お蕎麦の香りがまだ残ってる。

また今度こよう。

みんなにも教えてあげよう。

電車に乗って帰宅した。

家に戻ると眠気がきたから昼寝。

寝過ぎると夜眠れなくなるから目覚ましセットしないと。

携帯のアラームをセット。

目を瞑る。

そして2時間ほどで目を覚ました。

アラームが鳴る前に起きた。

起き上がり、うがいをする。

窓の外をみると目の前はマンションの建設中。

うるさいけど仕方ないよなぁ。

そうだ、今日図書館から借りてた本の返却日だった。

返しに行かないと。

面倒だけど行くか。

何冊かまだ読んでないけどまぁいいか。

2015年4月23日木曜日

おせっかいクソばばあ

おせっかいクソばばあは他人のことをあーだこーだ言ったりスルーザギフトショップ。

バンクシー?いえいえアンソロジー。ミスターブレインウォッシュ!!

曖昧にアイマイミーってな具合に生きてりゃそれもそれで構わんのになんでっすかねー。なんつってねー。

まぁ、てめーのことはてめーでよー、決定権は内閣総理大臣でよー、任命責任とかなんとかでよー、濁してんじゃねぇよバカヤロー。爪楊枝で作った筏に乗ってシーランド公国を目指していざというときは誰もいなくって誰も知らなくってクッパ食ってサージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドでも聴いて、あ!超サイケデリック!みたいな感じで夜を見過ごしちゃったりなんかしてさ。そんなんでもいいじゃんか。今は。

なんてオプチミズムー大陸。けど辛いノストラナンプラー。ズムズムズムズム。

おせっかいクソばばあは今日も元気にクソばばあ。あいよー。




2015年4月18日土曜日

うさぎ

部屋に入ると無数のうさぎさん

かわいいけどたくさんいるからちょっとやだ

少しどいてもらって布団の上にゴロり

うわー

のってくるー

かわいいー


2015年4月15日水曜日

モグモグごくん

たくさんのお客様に囲まれたガラス張りの部屋。

真っ裸で四つん這いにされる。

スレンダーなお姉さんがやってきて濁った液体の入った注射器を肛門にぶっ刺してもらう。

液体注入。

「はぁゔぁなっしゅーー!」

液体が僕の腸の中をゆっくりお散歩している。

僕は我慢ができなくなる。

「ぶりっぶりぶりぶしゃー!!」

かめはめ波みたいに大便が吹き出す。

僕の太ももやフクラハギ、スレンダーなお姉さんに大便がかかる。

すごい飛んだ。

僕は恥ずかしくて頬を赤らめる。

ガラス越しのお客様から拍手喝采。

腰がくだける。

大便で汚れたスレンダーなお姉さんが大便で汚れた僕の太ももやフクラハギをウェットティシューでそっと拭き取る。

スースーする。

大便で汚れたスレンダーなお姉さんが僕の目の前にやってきて茶色くなったウェットティシューを僕に食べさせてくれる。

モグモグ

モグモグ

ごくん。

お客様から「もーいっかい!もーいっかい!」とコールがかかる。

また同じことを繰り返す。

2015年4月14日火曜日

余裕がない

手足が拘束されている。

椅子に縛り付けられて目隠し、口には猿轡。

がんじがらめだ。がんじがらめだ。

耳だけがきこえる。

音楽がきこえる。

ぼくはそれにすがる。よだれをたらしながら。声にならない奇っ怪な音を吐き出しながら。

苦労しながらも疲れながらも。

少しずつ。

自分を縛り付けているものを取り除いていけばいい。

そうすりゃ楽にもなるだろさ。

2015年4月12日日曜日

屋根

おおきな おおきな屋根になろう

どーんなことも

どーんなときにも

たのしいときも

かなしいときにも

雨がふってたら雨宿りして

陽射しがつよけりゃ影にして

たまにおそうじピッカピカ

おおきな おおきな屋根になろう

おおきな おおきな屋根になろう

2015年4月5日日曜日

春でよかったよ

あの娘はいつもニコニコ笑顔
とってもキュートな女の子

だけどすっごい脇が臭くてさ
ほんとすっごい脇が臭くてさ

ぼくらは気がつかないフリをするんだけど
あの娘は無差別ににおいをふりまいてる

横に並んじゃいけないよ
ベルトコンベアのように運ばれてくるからね

まだ春でよかったよ
夏がきたら誰かが命を落とすことになるからね

2015年4月4日土曜日

光る爪

爪がぴかぴか光ってる

きみが塗ってくれたヤツ

こすってもこすっても落ちなくて

光るたんびにきみのかお

これじゃあ忘れられないよ

2015年4月3日金曜日

まとまらない

変なのでお医者さんに診てもらうと、たくさんの人格が存在していることが判明した。 

1、明るいやつ。ポジティブ。手を叩いてよく笑い、少しキーが高くなる。音楽を聴く。 

2、嫌なやつ。他人の悪口を平気で言う。卑怯で計算高い。えらそう。

 3、怒るやつ。あぁ?って言う。カッとなって頭が回らない。後にシャットアウトする。

 4、ダメなヤツ。お金をすぐ借りる。お酒を飲んでタバコもスパスパ吸う。人間ってこうだからと開き直る。 

5、真面目なヤツ。子供が大好き。命を大切にする。休まない。 朝起きる。

6、こどもみたいなヤツ。自分の思い通りにいかないと泣きじゃくる。わがまま。 

 etc… まだまだあるらしい。

 鼻くそみたいにまとまればいいのになぁ。

2015年3月31日火曜日

蘇り

僕はいままで四角い箱の中にいたみたいです

まっくらでなにも見えず、なにも聞こえず、なんのにおいもしませんでした。

なるほど!

死んでいたのかもしれません。

僕は死んじゃってたみたいです。

じゃあいまはどういう状態?

どういう状況?

なるほど!

蘇ってるみたいです!

酸素脈拍呼吸器管意識。

2015年3月22日日曜日

ニート

お酒の中を平泳ぎ

スーイスイっと平泳ぎ

ただならぬ虚しさに

おぼろげな楽しさに

まんじりともせず朝を待ち

なまけた自分にどっこいしょ

一生懸命働くよ

一生懸命働くよ

口先だけだよわかってる

口先だけだよわかってる

昨日のことはなんだろか

明日のこともなんだろか

今だけ言うよ

さらさら言うよ

一生懸命働くよ

一生懸命働くよ






エアロスミスのなんかの曲

ハンマーで頭蓋骨を粉砕させ、飛び散った脳みその上でブレイクダンス。

笑顔は忘れないで!

コーチからのゲキも飛ぶ。

活気溢れる現場、士気。

光る汗、真剣な表情、道路に張り付いたガムのように真っ黒になった脳みそ。

踏みつけてやれ。踏みつけてやれ。

髪の毛や頬や背中にも脳が飛び散る。

それをみんなで拾い集めて、空になった頭蓋骨へ返却。

わーいわーい。

エアロスミスのなんかの曲が流れてくる。

一同歓声を上げ、抱き合ったり、ハイタッチ。

天井からは紙吹雪が舞い降り、現場のテンションはMAX。

そしてみんなでエアロスミスのなんかの曲を合唱。

それをみていたどっかの村の村長が頷いて終わる。

2015年3月21日土曜日

辛くないカレー

永遠とはなんだろう。

パソコンの前、腕組みをして考えてみる。

むむむむ。

わからん。

何かわからん。

時間?瞬間?

君はキッチンでじゃがいもをトントン、トントン。

今日はカレーをつくるってさ。

辛くないカレーをお願いね。

あ!そゆことか!



2015年3月18日水曜日

ふぁナッシュ‼︎

無断欠勤していたら会社の上司が突然家にやってきた。

驚きのあまり上司の顔面にミッキーロークばりの猫パンチをお見舞い。

「にゃー!」

倒れこむ上司。

その隙に逃げ出すスピードはウサインボルト。

後を追ってくる上司。

夜の街でいい大人ふたりが追いかけっこ。

なかなか諦めない。

もう上司の息の根を止めるしか方法はない。

と思った瞬間、突如上司が踵を返して帰っていった。

やったー。

携帯が鳴る。

メールだ。

ん?

「クビ」

ふぁナッシュ‼︎

2015年3月13日金曜日

原口

犬を飼うことにした。

柴犬。

名前はもう決めた。

「原口」に。

先ほど原口が我が家にやってきた。

原口は元気にしっぽを振って走り回っている。

すごくかわいい。

原口と散歩しにいこう。

やっぱり天気も悪いしやめとこう。

2015年3月6日金曜日

アルプススタンドへ

髪の毛伸ばそうかな

髭も伸ばして

サングラスで誰だかわからなくして

誰にも見つからずに

夕方に河川敷を歩いて

ベンチに座ったりなんかして

夕陽でも浴びたいな

少し

腕立て伏せでもしようかな


テレビを見ながら思ってる

チャンネルをガチャガチャと変えながら

痛いのやだなぁ

とかね、だからね

楽チンそうな

アルプススタンドに



2015年2月26日木曜日

ハエたたき

某っと空をみていると上空から大好きなあの娘が降ってきた。

僕は思わず「やったー!」とガッツポーズを決める。

彼女はベリーベリーキュート。

僕は降ってきた彼女をめいいっぱい抱きしめる。ああとても心地いい。

僕は彼女の唇や頬っぺたにブチュブチュとキスをしまくる。

それからふたりはいろんなことを忘れてダンスを踊る。イェー!

僕もぷかぷか空に浮かぶ。

楽しー。やったー!

そういった具合に浮かんでる僕がたいそう浮かれていたら、大きな大きなハエたたきが上空にあらわれて真上から僕を引っ叩いた。

地面にめり込む僕。

こんなはずじゃなかったのになぁ。



 

2015年2月14日土曜日

はよこい

等身大のキミのスーツを作ってもらおうと業者さんに頼んだのが半年ほど前。

ようやく完成したとの連絡が入り、スーツが届くのを今か今かと待ちわびている。

はやくキミの中に入り込みたい。

キミの中はどうなっているんだろう。

スーツを着たままスクワットをして汗をかいたりマスをかいたりしたい。

勢い余って街に繰り出しちゃったりなんかして買い物にでも出掛けちゃおうかしら。それはやめとこうかしら。

キミの等身大ってことは少し小さいからビチっとしちゃうかもしれないけどそれはそれで快感に変わるからサイコパス野郎。

スーツの中にお肉を詰めて抱き枕にしてもよさこい。

はよこい。はよこい。

2015年2月6日金曜日

分身

今年の夏、分身することに成功した。

いま僕の目の前には僕が肉饅頭を食べている。

僕は大きな口を開けた。下の歯と上の歯が糸を引いて繋がっている。僕はなんて汚い食べ方をして気色が悪いんだろうと僕は思った。

僕の目の前の僕は僕が肉饅頭を食べる姿を羨ましそうに見ている。僕は一口食べた肉饅頭をふたつに割って僕に渡したのだけど僕は僕が食べた肉饅頭を受け取らない。

僕は僕が何を考えているのかわからない。

2015年2月2日月曜日

プリン

プリン食べたい

プリン乗りたい

でっかいプリンつくって

ぽよーんって

高々と舞い上がった後

ズボボボボー

ってプリンの中にもぐる

そして呼吸ができなくなる

息苦しい

必死になって下まで潜ると千代の富士がいる

九重ー

親方ー

探してたよー




2015年1月30日金曜日

500円玉

1日に1回天使さんが小窓から500円玉を投げ入れてくれる。

僕はそのお金で生活をしている。

パンとコーヒーを買って余ったお金は次の日に繰り越し。余裕があるときにはタバコを買ったりもする。

ある日天使さんに聞いてみた。

「なぜ僕に毎日500円をくれるのですか?」

天使さんは少し微笑んでこう言った。

「君は社会生活に向いていない。人と関わることができない。そうなるとお金を得ることができないだろう。そんな君を見ているとついつい500円をあげたくなるんだよ。」

天使さんはそう言うと羽をパタパタとさせて飛んでいってしまった。

天使さんがいたところには少しだけ羽が落ちていた。

その羽をかき集めて僕は羽毛布団を作ることにした。

毎日毎日天使さんが来るたびに羽を拾い集め、羽を貯金をする。

だいぶ溜まったところで羽毛布団が完成した。

これで温かく眠れる。

2015年1月24日土曜日

明日は晴れるといいな

夢と希望と頭頂部の毛髪がごっそり抜け落ちている。

鏡にうつる神話に出てきそうな醜い怪物。

これ誰。

38歳未婚バイト暮らしの男。

友達はみんな社会という荒波に揉まれながらも思考停止状態で懸命に生きて暮らしている。

オレは優しいコットンのようなものに包まれていないと死んじゃうので、そういうところにあんまり行かないようにしている。怒られたりとか苦手だし。

週に4日のコンビニアルバイト。この歳にもなってコンビニでアルバイトとか終わってるでしょなどという声はさんざん聞いてきたのでシャットアウト。正直そのセリフ飽きたポヨ。そしてオレは4日以上働くと心が縮小コピーされるのでそれ以上は働かないようにしている。ゴーイングマイウェイ。

ときどき知らん奴が説教じみたことを言ってくるときがある。初めて生まれてきたくせに生意気で未熟なタンパク質だなと思う。人類全員ビギナーだし。成功してる奴らはビギナーズラックだし。だからオレは人の言うことを絶対に聞かない。

家賃二万四千円の風呂なしアパート。贅沢しなければ余裕で暮らしていける。

超余裕ポヨ。

人生楽勝ポヨ。

でも、ごくたまに首くくって死んじゃおうかななんて考えちゃう夜もある。
そんなときは大好きなサム・クックのライブ盤のCDを聴いて凌ぐことにしている。勇気が湯水の如く湧いて出てくるドーピング。

ピンチはピャンス。
ピャンスはチョンス。

あー面倒くさい。体はもっとくさい。

明日晴れるといいな。
地球なんて爆発しちゃえばいいな。

2015年1月17日土曜日

甘噛み

小学五年生の男の子に「あんまり飲み会とかで調子乗らないほうがいいよ。」と注意されて泣いた。

8人目のバンドメンバーらしい。1人目のバンドメンバーには慰められた。

とても恥ずかすい。

地球にいていいのかなとかしばらく考えてたけど、まぁいいやどうせ死ぬし。

死ぬ前に一度だけローションマットプレイをしてみたい。ストイックなプレイをしてローションまみれになって生きている感触を全力で甘噛みしたい。