2010年7月25日日曜日

おめでっとう

武蔵丸から一粒の種が落とされ、タクヤは生まれ落ちた。

たくさん、ヤーヤーヤー。

略してタクヤと名づけた。

そしてタクヤはビジュアルロックバンドを組むことにした。

バンド名は「新世紀」

名前も、ラミレスタクヤに改名した。

これから、タクヤの伝説が始まろうとしている。

誰も彼を止められない。

一体なにが彼を待ち受けているのだろう。

ファーストシングル「ビタミンAは皮膚、目を強くする」

NOW ON SALE!

2010年7月18日日曜日

エルボー道場

エルボー道場に入門初日。

ドアをノックして中に入ると、ちょうど館長の肘田さんにお会いしました。

肘田:「おお!君は今日からか!わからないことがあったらすぐに聞いてね!よろしくね!」

緊張と不安でいっぱいだったのですが肘田さんの優しい言葉で少し安心しました。

総額6万円した胴着に着替え、肘田さんの元へ向かいました。

肘田さんは館長室でコーヒーを飲まれていました。

そして立っている僕を見ると、

肘田:「おお!似合うじゃないか!ビシッとしていいねぇ。あ、ちょっと言い忘れてたことあるから、座ってもらえるかな。」

と言って僕を椅子に座らせました。

肘田:「いや実はね、うちに入門する人に必ず買ってもらってるんだけど…。」

肘田さんはおもむろに自分の後ろから、肘のサポーターを取り出しました。

肘田:「これちょっと値段はするんだけど、外国製のいいやつだから。」

僕:「おいくらなんですか?」

肘田:「4万円ぐらいかなぁ…。」

僕:「へぇ~。なるほど…。でも、ちょっと今持ち合わせがなくて…。」

肘田:「だいじょぶ!だいじょぶ!今払ってってことじゃないから!分割でも全然いいしさ!」

僕:「でも4万円はちょっと払えないかも…。」

肘田:「だいじょぶ!だいじょぶ!う~ん、じゃあ今日は特別に3万円でいいよ!」

僕:「え?3万円ですか?うーん。」

肘田:「あ!それだったらもう1個サポーター付けるしさ。」

僕:「はぁ。」

肘田:「え?ダメ?」

僕:「いやダメってわけじゃないですけど…。」

肘田:「君なんなの?入門したんだよね?みんな付けてるんだよ?」

僕:「じゃあ…。わかりました。」

肘田:「え?今わかったって言った?」

僕:「はい……。」

肘田:「じゃあ早速だけど、これにサインしてもらっていい?」

僕:「ハンコとか無いんですけど…。」

肘田:「だいじょぶ!だいじょぶ!拇印でいいから!」

そして僕は肘田さんに言われるがままにサインをし、拇印を押しました。


今振り返ると、もしかしたら騙されていたんじゃないかなぁなんて思うことはありますが、

その時の僕はまだ気づいていなかったのでした。

2010年7月5日月曜日

即ファブリーズだ!!

前々から変な匂いがしていたので、足の匂いを嗅いでみました。

すると足の指の間からゲロを味噌で2年漬け込んだ匂いがしました。

僕は思わずゲロを吐いて、気絶してしまいました。

ふと気が付くと、僕の前にブリーフ界の頂点に立っておられる方がいらっしゃいました。

「君のブリーフさばきを見させてもらった。」

「ブリーフ神様、僕のブリーフはいかがでしたか?」

「もうちょっと、おしりのところを食い込ませたほうがいい。あとは完璧だ。」

「ありがとうございます!ブリーフ神様!」

そう僕が言うと、ブリーフ神様はファブリーズを僕の足にかけてくれました。

匂いを取るだけではなく、除菌も出来るタイプだそうです。

本当にありがとう!

僕はブリーフ神様にキスをしました。

2010年7月3日土曜日

自分のことのように喜んでる奴らって何者?

ちっちゃい人達に囲まれました。

足首グネーンって捻られて僕は転び、膝の上に無数のちっちゃい人達が勢いよく跳び乗りました。

僕は本当にやめてくださいと言ったのですが、ちっちゃい人達は笑いながら膝の上でジャンプを繰り返します。

とうとう膝が折れてしまいました。

次にちっちゃい人達はトンカチを持ってきました。

冗談だとは思ったのですが、やっぱり冗談では無さそうです。

僕の手の指を1本ずつトンカチで丁寧に潰していかれました。

ついでに足の指も潰していかれました。

そして、ちっちゃい人達は笑いながら僕の腕を思いっきり引っ張りました。

オーエス!オーエス!と掛け声が聞こえてきました。

綱引きか何かと勘違いしていらっしゃるのでしょう。

とうとう肩は外されてしまいました。

ぷらぷらになった腕を見ると涙が流れてきました。

仰向けになった僕を見て、ちっちゃい人達は大爆笑しています。

次にちっちゃい人達は僕の鼻の穴に木の棒を突き刺しました。

鼻血が噴水のように出ました。

もう限界だと思ったのですが、ちっちゃい人達はまだやり足りない様子です。

もしやとは思ったのですが、やっぱりそうでした。

みんながスボンを脱ぎ始めると、一斉にオシッコを掛けてきました。

びちゃびちゃになった僕を見て、またもや大爆笑をされました。

しかし何を思ったのか、一人ずつ謝ってきました。

ごめんなさいと言われた僕は、許してあげることにしました。

ちっちゃい人達は俯きながら肩を震わせていました。

もしやとは思ったのですが、やっぱり笑うのを堪えてただけでした。

一人が笑い出すと、一斉に笑い出しました。

そして一人ずつ僕にタンを吐いて、手を振って帰って行きました。

よくあることなので僕も笑って忘れることに致しました。

ガム噛む

空飛びてぇと思ってガム膨らませて空飛んじった。

放課後の学校の屋上でバブリシャス30個食って風船がわりにしてよぉ。

オレのこと誰もわかってくれねーから空飛んでビックリさせてやるよ。

親も先生も周りの奴らも驚くんじゃねーの?

バブリシャスがいい具合になってきたから手すり乗り越えて屋上から飛んだよ。

でも案の定飛べなくてさ。

全身複雑骨折。

あのあと病院のベッドでやんなきゃよかったって後悔したよ。