2010年10月21日木曜日

カラス

カラスと交信してみました。

カラスは人間がつけた名称で、本当は日本語で言うとキャラッペマスチャランオペソニクアンというらしいです。

僕はキャラッペマスチャランオペソニクアンのハニザボンニサイロッブリ(人間でいう名前)と話をしました。

キャラッペマスチャランオペソニクアンのハニザボンニサイロッブリはキャラッペマスチャランオペソニクアンのサカタホヤングリヌカチンップと交尾がしたいらしいのですが、キャラッペマスチャランオペソニクアンのサカタホヤングリヌカチンップの父親のキャラッペマスチャランオペソニクアンのシンコウニンダイヤラナンコソーに物凄く反対されているらしいです。

なので僕はキャラッペマスチャランオペソニクアンのサカタホヤングリヌカチンップの父親のキャラッペマスチャランオペソニクアンのシンコウニンダイヤラナンコソーを説得しようかとキャラッペマスチャランオペソニクアンのハニザボンニサイロッブリに聞いたのですが、ウンナモドリスタンナカゾーモニクッハ(人間)だからいいと言われました。

やはり価値観は合わないようですね。

2010年10月17日日曜日

マザーさんの往復ビンタは痛い

布団の中に入り、本を読んでいる僕。

ふと気付くと枕元にマザーさんが立っていた。

「どうしたんですか?」

と僕が聞くとマザーさんは

「突然来てしまってすいません。実はあなたに言いたいことがあって来ました。」

「言いたいこと?なんですか言いたいことって?」

「はい。いいですか、よく聞いていてください。あなたは今、人一倍孤独を恐れていませんか?一人が嫌だとは思っていませんか?他者によくみられたいという思いが強くないですか?」

「いや、そんなことはないと思いますけど…。どうしてですか?」

「はい、近頃のあなたを見ているとそんな気がしてならないのです。」

「まぁ、思いあたらないこともないような…。」

と僕が曖昧なことを言っていると、マザーさんは

「もっと孤独になりなさい。一人になりなさい。そしてもっともっとストイックになりなさい。あなたは一人で何かを行動するのが少なすぎる。無駄を省きなさい、今の君には映画も音楽も友達も本もテレビも恋人もいりません。もっと自己を高めなさい。もっと自分で自分を考えなさい。」

と無表情で言った。

そしてマザーさんは突然、僕の襟首をつかみ、持ち上げ、僕の心に往復ビンタをした。

「何するんですかっ!?」

僕がビックリしていると、マザーさんは

「それでは、ごきげんよう。」

と言い残し、そのまま帰ってしまった。

マザーさんのビンタはヴィンタって呼んだほうがいいぐらい痛かった。