2013年12月8日日曜日

自分の中のドラゴン

小学生の頃、自分の中にドラゴンがいると思っていた。

自分の中のドラゴンが夜中に暴れ出し、勝手にかめはめ波のようなもので大事な家族を殺してしまうんじゃないかと恐れていた。

恐れていたことが現実に起こってしまった。

僕は夜中に父と母と妹を次々に波動で吹き飛ばし、ついでに家も破壊した。

自分の中のドラゴンを抑えることが出来なくて暴走してしまった。

思い悩んだ末に一年中半袖かタンクトップで過ごしている同級生のヒグチくんに相談した。

ヒグチくんは僕の嘘みたいな話しを笑うことなく真剣に聞いてくれて、色んなアドバイスをしてくれた。

そのヒグチくんのアドバイスのおかげで僕は自分の中のドラゴンの力を封じ込めることができた。

むっちゃサンキュー。

2013年11月14日木曜日

自慢

ウンコを漏らしたことを自慢気に話す人がいる。

僕だ。

人に話すことによって恥ずかしさが和らぎ、なおかつ誰かが笑ってくれるかもしれないというひとつのアイテムとして周りの友達に脱糞自慢を披露してきた。

しかもだんだんとエスカレートしていき、さも自分の武勇伝の様に語らってきた。

しょうもないただの馬鹿だ。

最近は脱糞自慢を人に話しても誰も笑ってくれない。

ウンコを笑って聞いてくれるのは大学生までなのかもしれない。

誰にも話せないのでブログに書こう。

今日僕はタルタルソースのようなウンコを漏らしました。



2013年10月2日水曜日

ゴキブリ

もうこんな部屋嫌だ。

ゴキブリばっかり出る。

一匹退治したかと思えば、もう一匹。

風呂なんてないのに、わざわざバスマジックリンを購入しての攻撃。

胃が痛いのは卵を植え付けられたせいかもしれないという恐怖との闘いでまた眠れない夜。

怖い。

ゴキブリも怖いし、胃の痛みも怖い。

冷蔵庫の裏に逃げられたし。

独りで悲鳴もあげた。

泡だらけになった部屋で立ち尽くす。

電気はつけたままにしよう。

2013年7月20日土曜日

【ワッーショイ】

近所の子どもたちが狂ったように「ワッーショイ!ワッーショイ」と叫んでいる。

今日はお祭りか。

窓を開け、携帯電話で「ワッーショイ!」を録音してみた。

【それは特に楽しくもない夏のワンシーンでした】

そもそも「ワッショイ」とは、なんなんだろうか。

意味などはなくて、ただそれを叫ぶことによって『呼吸』を合わせているだけなのだろうか。

「ワッショイ」そして次の「ワッショイ」そしてその次にも「ワッショイ」またまた「ワッショイ」

ワッショイの無限ループ。

延々と子どもたちが「ワッーショイ!」と叫ぶ。

その声を窓から録音する男。

わからない。

2013年5月21日火曜日

顔が左に曲がる

最近、顔が左に曲がっている気がする。

毎朝、鏡をみる度に顔が左に曲がっているなぁと感じる。

三年間、右奥上の虫歯を放置して歯茎が死んでいるから噛み合わせが悪くて顔が左に曲がっているのかなぁとか、毎晩、右側を向いて寝てるから顔が左に曲がっているのかなぁとか色々考えてしまう。

でも結局、顔は左に曲がっている。

このままの状態が続くとエブリデイ、エブリタイムで首をかしげて生きていくことになってしまうがゆえに、人に不愉快な思いをさせてしまうかもしれない。

平常時に

「え?なに?怒ってるの?」

とか言われるのかもしれない。

そんなやりとりがずっと続けば、だんだんと人と会うことが苦痛になっていくかもしれないし、そのまま人目を避けて部屋から必要以上に出ることもなくなるかもしれない。

世間に対して文字通り斜に構えてしまうかものしれない。




2013年2月14日木曜日

ひろし 〜家族で購入した念願のマイホーム〜

家族で購入した念願のマイホーム
ニッコリ笑顔で幸せマイライフ
家族で購入した念願のマイホーム
ニッコリ笑顔で幸せマイライフ

その瞬間親父が病気で倒れて職を失うアクシデント
母親その影響で宗教入信晩ご飯前に祈る
これノンフィクションだから笑えない
最近ラップを始めた息子
ときどき不安で寝れなくなる
ときどき不安で寝れなくなるのさ

息子はラップ
母親宗教
親父は無職で自宅を警備
息子はラップ
母親宗教
親父は無職で自宅を警備

ダルビッシュ有が十球なげたら俺の年収を余裕で超える
この状況で約30年ある住宅ローン払えるわけない。
家庭の収支は毎月赤字
どうなってんだ家族の財布
誰か助けて。お願いします。
誰か助けて。お願いします。

息子はラップ
母親宗教
親父は無職で自宅を警備
息子はラップ
母親宗教
親父は無職で自宅を警備

ときどき不安で死にたくなる
ときどき不安で死にたくなるのさ
誰か助けて。お願いします。
誰か助けて。なんでもします。

息子はラップ
母親宗教
親父は無職で自宅を警備
息子はラップ
母親宗教
親父は無職で自宅を警備

家族で購入した念願のマイホーム
その瞬間に終わってたマイライフ
家族で購入した念願のマイホーム
その瞬間に終わってたマイライフ

最近リアルに手放す相談
涙なんかもうとっくに枯れた
誰か助けて。お願いします。
こんなことしてる場合じゃない


2012年9月13日木曜日

いっただっきまーす

父:「どうする母さん、そろそろヒロシに例の件を伝えようと思うんだが…」

母:「そうねぇ…父さんがそう言うならそうしましょうか。ただこういうデリケートな問題はヒロシを傷つけちゃうかもしれないから、さりげなく言った方が…」

ヒロシ:「ただいまー!」(英語)

母:「あ!ヒロシが帰ってきたわよ!父さんよろしくね!」

ヒロシ:「ただいま!お腹すいたー!ごはんある?」(英語)

父:「おお!おかえり!今日はカニクリームコロッケとお前は本当の息子じゃないんだ…」

ヒロシ「ん?なーに?」(英語)

母:「ちゃんと手を洗ってきなさいよ、ヒロシは本当の息子じゃないんだから…」

ヒロシ:「なんだって?よく聞こえなかったよ母さん」(英語)

母:「じゃあ三人そろったことだし、いただきましょうか」

父:「せーの…」

父・母:「産婦人科の保育器からヒロシをいただきましたー!」

ヒロシ:「え?なんだって?」

父:「まぁよく聞けヒロシ、父さん、実はお前に隠していることがあってな…」

ヒロシ:「なんだい父さん?」

父:「父さんな…実はな…毎日2ℓぐらいお茶を飲むんだよ…アッハハハハ!」

一同:「ハハハハハハハハハハハハ!」

母:「それとヒロシは本当の息子じゃないのよー!」

父・母:「アッハハハハ!」

ヒロシ:「え?ね、ねえ!父さん!母さんがいま本当の息子じゃないって…」

父:「あぁそうだぞヒロシ!お前は父さんと母さんの本当の息子じゃないんだ!」

ヒロシ:「そ、そんな、本当かい母さん?」

母:「ええそうよ。ヒロシは本当の息子じゃないわ。」

ヒロシ:「オマイガッ」

父:「まあ落ち着けヒロシ。言わずもがな父さんと母さんはまわりの人たちが引くぐらい愛し合っている…」

母:「あら父さんったら。」

ヒロシ:「シャラップ!!」

父:「しかし子宝に恵まれんでな…まあなんというか、野原に咲いたタンポポを摘み取るような気持ちでお前を保育器の中からパクっちゃったんだ…」

父:「だがなヒロシ…お前はな、まあお前は父さんと母さんの偽者の息子だが…父さんと母さんは少なからずお前に愛着を持っている。」

ヒロシ:「お気に入りの洋服みたいに言うな!」

母:「父さんの言うとおりよヒロシ。わたしたち血は繋がっていない他人だけど、これまでずっと擬似家族を楽しんできたじゃない。」

父:「そうだぞヒロシ。三人寄れば文殊の知恵だ!アッハハハ!」

ヒロシ:「そ、そうだね!なんとなくわかってきた気がするよ!父さん、母さん。いや茂夫さん、美智子さん」

母:「じゃあこれにて息子泥棒事件は一件落着ね!」

父:「父さんは息子も盗んだし、母さんのハートも盗んだ…とんだ大泥棒だな!アッハハ!」

ヒロシ:「何を言ってるんだい茂夫さん!あはは!」

母:「うふふ、あ!いっけなーい!カニクリームコロッケがすっかり冷めちゃったわ、はやく食べましょうよ!」

父:「そうだな!じゃあ改めてヒロシにご挨拶だ母さん!」

母:「そうね!」

父・母:「ヒロシにはこれからも…ずっと一緒にいて…」

一同:「いっただっきまーす!!」