2015年2月26日木曜日

ハエたたき

某っと空をみていると上空から大好きなあの娘が降ってきた。

僕は思わず「やったー!」とガッツポーズを決める。

彼女はベリーベリーキュート。

僕は降ってきた彼女をめいいっぱい抱きしめる。ああとても心地いい。

僕は彼女の唇や頬っぺたにブチュブチュとキスをしまくる。

それからふたりはいろんなことを忘れてダンスを踊る。イェー!

僕もぷかぷか空に浮かぶ。

楽しー。やったー!

そういった具合に浮かんでる僕がたいそう浮かれていたら、大きな大きなハエたたきが上空にあらわれて真上から僕を引っ叩いた。

地面にめり込む僕。

こんなはずじゃなかったのになぁ。



 

2015年2月14日土曜日

はよこい

等身大のキミのスーツを作ってもらおうと業者さんに頼んだのが半年ほど前。

ようやく完成したとの連絡が入り、スーツが届くのを今か今かと待ちわびている。

はやくキミの中に入り込みたい。

キミの中はどうなっているんだろう。

スーツを着たままスクワットをして汗をかいたりマスをかいたりしたい。

勢い余って街に繰り出しちゃったりなんかして買い物にでも出掛けちゃおうかしら。それはやめとこうかしら。

キミの等身大ってことは少し小さいからビチっとしちゃうかもしれないけどそれはそれで快感に変わるからサイコパス野郎。

スーツの中にお肉を詰めて抱き枕にしてもよさこい。

はよこい。はよこい。

2015年2月6日金曜日

分身

今年の夏、分身することに成功した。

いま僕の目の前には僕が肉饅頭を食べている。

僕は大きな口を開けた。下の歯と上の歯が糸を引いて繋がっている。僕はなんて汚い食べ方をして気色が悪いんだろうと僕は思った。

僕の目の前の僕は僕が肉饅頭を食べる姿を羨ましそうに見ている。僕は一口食べた肉饅頭をふたつに割って僕に渡したのだけど僕は僕が食べた肉饅頭を受け取らない。

僕は僕が何を考えているのかわからない。

2015年2月2日月曜日

プリン

プリン食べたい

プリン乗りたい

でっかいプリンつくって

ぽよーんって

高々と舞い上がった後

ズボボボボー

ってプリンの中にもぐる

そして呼吸ができなくなる

息苦しい

必死になって下まで潜ると千代の富士がいる

九重ー

親方ー

探してたよー